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県民参加の森づくり事業を活用

 八乙女山を守る会が中仙中学校2年生とサクラの枝払い等を実施

 秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和5年6月8日(木)に道の駅なかせん裏の斉内川のサクラ並木において、八乙女山を守る会が中仙中学校2年生と一緒にツル伐りやひこばえの整理を行いました。去る5月11日には1年生が施肥を行いましたが、今回は2年生が手入れしました。斉内川左岸の47本のサクラの手入れです。
  •  はじまりの会では、熊谷会長から斉内川のサクラ並木の歴史や、手入れするようになってからサクラが元気になって咲くようになったことなどが語られました。生徒は62名で10班に別れて作業します。下の区分図にはそれぞれの班の担当するサクラの位置が示されています。
  •  いつも柔和で分かり易く話して下さる熊谷会長と名司会の皆川事務局長です(左写真)。樹木医の黒坂さん(写真右)からは作業の手順が詳しく説明されました。サクラの葉の色が前よりも濃くなりサクラが元気になったそうです。
  •  それぞれの班に付く担当が紹介されます。大仙市役所中仙支所の方も2人応援に駆けつけ、班を担当します。官民学一緒になっての取組は県内でも珍しいです。
  •  高枝伐りが10丁、ノコギリが40丁とそれぞれの班に渡され、班ごとに担当のサクラに向かいます。
  •  自転車で来た生徒さんもいますが、ちょうど作業にヘルメットが必要なため通学ヘルメットが役に立ちます。
  •  守る会のメンバーがお手本を見せながら作業のやり方を指導します。
  •  ひこばえやツルの多い班は作業が多くて大変ですが友達との協働作業で頑張ります。そろそろ毛虫も出てきているのであちこちでキャーキャーという声が聞こえてきます。
  •  作業の終わった樹はすっきりして床屋に行ったような感じです。これで病害虫も付くこと無く元気に成長するでしょう!
  •  終わりの会では、髙橋副会長からツキノワグマが自分の田んぼに現れたということで、中仙のような平場でも斉内川を伝って山から移動し、人里近くになってから川から出てきて回りを見ているようだ、身近にクマがいるようになったので気を付けて欲しいとあいさつがありました。
  •  生徒代表からお礼と感想が述べられ、全員のお礼のあいさつで無事終了しました。この取組では小学校で八乙女山の植生を学び、中学1年生で施肥を行い、中学2年生で樹の手入れをするというストーリーになっており、サクラを通して郷土を愛してもらい将来を担ってもらうという守る会の気持ちが伝わってきます。
     ちなみに中学3年生は勉強を一生懸命して高校合格したら満開のサクラを観にお出で!ということだそうです。