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県民参加の森づくり事業を活用

NPO法人白神の森倶楽部が
能代高校二ツ井キャンパス校と植林及び天然秋田スギ観察

秋田県森林ボランティア団体
  •  令和6年6月14日(金)に、藤里町粕毛地内において、NPO法人白神の森倶楽部が能代高校二ツ井キャンパス校と一緒にスギを植栽し、その後仁鮒水沢スギ植物群落保護林で観察会をしました。
  •  秋田市を出る頃には雲が空一面に広がり移動途中では雨がちらつきましたが、結果的には暑いくらいの好天になりました。過去何回か雨や雷で順延になっているので、今年は天気に恵まれています。
  •  上写真は、3年生12人、下写真は1年生31人です。今年は1年生が多くて驚きました。3年生は2年前に植林を経験済みです。
  •  集合場所の旧カフェ岳です、おなじみのフクロウがWelcomeと迎えてくれます。NPOの事務所になります。 
  •  植林に必要な道具が用意されています。税事業ののぼり、標柱、コンテナ苗の穴を開けるディブル、標柱のためのスコップです。
  •  コンテナ苗ですが、生産した田村さんのお話しでは容量150ccのコンテナで育てたそうです。ディブルは細いタイプが合うということです。
  •  スタッフが集まってきました、すっかり皆さんと顔なじみになりました。
  •  生徒達が学年別に2台のバスで到着し、スタッフも並んで開会式を待ちます。
  •  武田事務局長の司会で開会式が始まり、見上NPO理事長から「私は幼稚園の園長をやっていますのでロバート・フルガムというアメリカ人が書いた『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本の言葉を伝えます』と言って、順番を守ること、仲良くすること、けんかしたら仲直りする、などを読み上げました。なんで大きくなると守らないのでしょう?
  •  写真左上から藤里生態系保全センター所長、二ツ井校校長、苗木生産者の田村さん、県林業研究研修センターの澤田さんが紹介され、それぞれあいさつしました。
  •  いつも山本管内のイベントでお会いする林業普及協力員の畠山は今日は天然杉のガイドだそうです。もともとはガイドだったそうです。右の青い服装の人は竹中さんで、茨城から奥さんの実家の藤里に住んで民宿や木工をやられているNPOのメンバーです。
  •  植栽地は道路を挟んだ武田さん所有の山ですが、結構歩きます。途中には以前植えたブナが元気に育っています。歩道もきれいに刈り払いされていました。
  •  現場に着くと澤田さんと田村さんから苗木の説明とディブルの使い方、苗木の植え方などの説明がありました。苗木は150本なので大体1人3本植える勘定になります。
  •  1年生は昨年植えた斜面のさらに上の斜面に行き植栽です。最初はディブルの使い方が分からず乗っかって重さで穴を開けようとする生徒が多かったです。
  •  慣れてくると足で押し込むようにして穴を開けるようになり、手際良く苗木を差し込み足で土を固めて流れ作業になってきました。
  •  1年生は人数も多いので思ったより早く作業が進みます。
  •  待ち時間ができたので、近くになっていたモミジイチゴと山桑の実を生徒に提供しましたが、皆さん最初は気味悪がっていたものの口に入れると「甘い、美味しい!」と喜んでいました。山は最高です!
  •  昼食は、藤里世界遺産センターに移動し、お弁当を広げました。
  •  さらにバスで、道の駅ふたついを経由してから七座山から二ツ井を抜け、天スギの現場まで来ました。4班に分かれ、きみまち杉まで歩いてそれぞれのガイドの説明を聞きます。途中で保育園の子どもさん達から「頑張れ!」と応援してもらいました。
  •  約1時間の観察会でしたが、かんかん照りになったものの林内はひんやりとして気持ち良い温度でした。今日はキレイな空気をたくさん吸って歩き、健康的な1日でした、ここで解散!