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県民参加の森づくり事業を活用

鹿角市漁協が令和6年度魚の暮らしやすい川づくりをテーマに植樹祭

秋田県森林ボランティア団体 鹿角市河川漁業協働組合
  •  令和6年9月24日(火) 鹿角市十和田大湯字田代平において、鹿角市河川漁業協働組合が地元の大湯小学校の生徒8人を招き、植樹祭を開催しました。例年だと5年生全員を招いての植樹祭ですが、今までと違い国道からかなり離れた草地跡であり、途中悪路のためバスでは現地に入れないので乗用車で8人の生徒をピストン輸送しました。ちなみに菱和林業さんが道路の補修をしてくれたお陰で車が通れるようになったそうです、ありがとうございます。
  •  この日の鹿角市は7℃を下回る冷え込みとなり、一気に秋の気候になりました。先週まで暑い暑いと言っていたのが懐かしい気もします。ここは標高も高いので0℃近かったのでは。
  •  日陰では寒さを感じたくらいですが、気温がどんどん上がり秋晴れのすがすがしい天気になりました。
  •  カメラも最初は調子良かったのですが、急激な気温の変化のせいか、レンズが内側から曇ってしまい後半の写りが悪くなりましたので、ご了承ください。
  •  今年の植栽地はかなりの広さがあり、草地としても良く管理されているように見えます。のぼりの立っている奧から植林していくそうですが、10年以上はかかりそうです。
  •  皆さん揃ったので開会式です。上関さんの司会により、最初に急遽宮野組合長が来られなくなり相沢さんが主催者あいさつをしました。
  •  今まで1万4千本以上を植栽してきている。地区内には希少な魚もいるが、近年の大雨等で沢が荒れてきている。植栽することで森林を再生し地域を守りたいとのことでした。
  •  鹿角地域振興局の小林農林部長からは森林の持つ機能について、キレイな水や空気を生みだし、地域の保全も守られると話しがありました。米代東部森林管理署の柏崎さんからは植栽の大切さが語られました。
  •  鹿角市役所の北方課長からは、「人が息する際に出す二酸化炭素を木で吸収するには何本要るでしょう?車では?家庭では?」と3種類の数字を出して当てるというクイズ形式のやり取りがありました。生徒はそれぞれに手を挙げていました。
  •  式が終わり、鹿角地域振興局の木村チームリーダーが解説し松岡技師が実演して植え方を説明しました。コンテナ苗なので今までと違ってかなり楽にできます。
  •  穴に垂直に苗を入れ、回りを踏んで苗木が引っ張っても抜けないように地面と苗木が密着させるのがコツだそうです。
  •  苗木は、ブナ(左上)、カツラ(右上)、ホオノキ(左下)、ミズナラ(左下)などです。コンテナ苗なので根回りがかなり小さいため植え穴も小さくて済みます。苗木は700本用意されました。
  •  大人も生徒も分散してあちこちで植樹します。事前にディブルで穴が空けてあるので、以前のように唐鍬やスコップを持っての作業はないので楽ですし、進み具合が格段に早いです。
  •  小林部長、柏崎さん、北方課長も頑張っていました!
  •  植栽が無事終わり、生徒も手伝って標柱建てです。この辺りからカメラの写りが悪くなりました。
  •  先月はクマの目撃が少なかったそうですが、今月はここら辺もかなり出没しているそうです、作業前はクマよけのサイレンを鳴らしていました。。
  •  最後に事務局から「今日の植栽を大きくなっても忘れずにいて欲しい、地域を離れても体験を思い出して故郷を大事にして欲しい」との言葉がありました。
  •  県内どこに行っても、子供さんが少なくなりました。森林ボランティアも高齢化が進み、後継者も殆どいない団体が殆どです。そういう中で地域の子ども達にいろいろ体験してもらう試みは素晴らしいと思います、今後も頑張ってください!