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県民参加の森づくり事業を活用

米代川源流自然の会が第18回 上沼の森 植樹会 

秋田県森林ボランティア団体 米代川源流自然の会
  •  令和6年9月14日(土)に鹿角市花輪越の上沼牧野跡地において、米代川源流自然の会が植樹会を開催しました。かつては市営牧場として鹿角短角牛生産のための放牧が行われていましたが、現在は草地状態になっておりここに平成12年から同会が広葉樹の植栽を進めています。
  •  下界はまだまだ暑い日が続きますが、標高900m近い所ですのですっかり秋を感じさせるさわやかな風が吹いていました、また山々と鹿角の街並みが美しく臨めて気持ちの良い日でした。
  •  地元の様々な団体も参加して、多くの方が集まりました。記念写真を撮るカメラマンが多くて、写真には少なく見えますが、実際はかなりの人数です。
  •  鹿角地域振興局の木村チームリーダー、古屋技師と話しをしていたら宮野会長が来て、植樹の歴史やきっかけを丁寧に説明してくださいました。
  •  右は、昨年の標柱ですが、クマにかじられています。昨日現地確認に来たときにはこうではなかったそうです、ということは・・・? 宮野会長からは爆竹等で熊対策は万全だと言われました。
  •  開会式が始まりました。司会は市の職員でもある木村さんです。前の事務局の黒沢さんが急逝されたため事務局を担当することになったそうですが、平日は勤務で忙しく連絡調整が大変だそうです。若手の後継者がいることは良いことです、頑張ってください!。
  •  始めに宮野会長から「源流自然の会」では、地域のトゲウオやホタルの保全運動も行っている。水資源の涵養や土砂崩落防止に貢献したいということで本会創立以来各機関と協議を重ねて植樹を進め18,000本近く植栽してきた」とあいさつがありました。
  •  鹿角地域振興局の木村リーダー、米代東部森林管理署の柏崎森林指導管理官、から森林の大切さや植樹の意義などが語られました。
  •  関市長からは、林野庁出身らしく森林の持つ機能や、県の森づくり税のお話しをしていただきました。
  •  宮野会長が、「会独自で植栽を始めた時から24年、欠かさず植樹に参加されている、奈良さん、菅原さんには大変感謝されている」という話しがありました。
  •  お二人に話しを聞くと(手前奈良さん)、元々地元山岳会に所属しており、皮投山の登山道整備を行っていたが、上沼牧野からの展望が素晴らしいのと広葉樹林に戻したいとの思いで毎年来ているそうです。
  •  鹿角森林組合の三浦さんから苗木の植栽方法の説明がありました。根鉢が土に密着するよう強めに苗木の周囲を踏んで欲しい、とのことでした。
  •  植栽する苗木は、ブナ、ミズナラ、ナナカマド、オオヤマザクラなどの広葉樹900本で、珍しいコンテナ苗でした。植え穴も小さくて良く楽に作業できます。広葉樹のコンテナ苗は初めて見ました。
  •  現地には税事業と源流の会ののぼりが籏めいています。あいさつでも税事業の説明をしていただき県民の皆さんへのPRになります!
  •  いよいよ植樹開始です。老若男女様々な参加者が植え付けをします。小さい子は親御さんや大人が手伝います。
  •  無事植樹会が終了しました。今まで植栽した苗木も順調に育っているので来年も観るのが楽しみです。
  •  最後に皆さんで今年の標柱を建てました。どうかクマにかじられませんように!