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県民参加の森林づくり事業を活用

八乙女山を守る会が一般市民を募集して施肥を実施

秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和6年6月23日(日)に大仙市中仙八乙女山公園において、八乙女山を守る会が市民ボランティアを公募し、施肥を実施しました。
  •  当日は、蒸し暑い天気でしたが、雨も降らずにすみました。今年は今のところ取材の際に雨に当たることもなくきています。このまま続けば良いのですが。
  •  今回は、地元のスポーツ少年団9人と保護者なども加わり、27名の参加者でした。秋田犬の生後10ヶ月の女子も加わり賑やかになりました(犬はとても大人しくしてました)。
  •  手前の袋はここではお馴染みの肥料・グリーンパイルが入っています、傾斜地でも成分が流れることがなく、非常に強力な肥料です。私もここにくるようになった5年目ですが、サクラの枝葉が地面近くまで垂れてきて元気になってきたのが分かります。
  •  大仙市八乙女交流センター前の駐車場が集合場所でしたが、早めに着くと一人の女性がグリーンパイルを袋に分けているところでした。お話しすると事務局長の皆川さんの奥さんでした。アンジェラというピンクのツルバラがキレイなお宅なので、そのことで話しが弾みました。
  •  この日は、公園にある施設で野球やテニスなどの大会が被っていたようで、たくさんの車が早くからきていました。開会式で熊谷会長があいさつして、それぞれが山に駐車場に向かいます。
  •  山の駐車場では、皆さんの集合写真を撮り、皆川さんから施肥のやり方と場所が説明され、グリーンパイルを打つ場所(枝先に根があるので、幹元近くではなく離して施肥する)やその効果などを樹木医の黒坂さんが説明しました。
  •  スポーツ少年団の保護者が連れてきたワンちゃんはなかなかの美人で人気者です。名前を失念してしまいましたが、写真を撮りに行ったら思いきりほっぺにチュウーされました!メンケな!
  •  バールで穴を開ける人、グリーンパイルを持って穴に入れる人、カケヤで打つ人の3人が原則的に一組なので、子ども達は3組に分かれ保護者(犬)が付きます。会員も3人ずつに分かれて持ち場に散ります。
  •  斜面のあちこちでガクアジサイが咲き出しました。よく見ると白花も結構あります。会の話しでは下刈りするときに結構邪魔なんだそうです。
  •  急斜面とそろそろクズのツルが茂ってきており、我々素人では簡単には作業できませんが皆さんは慣れたものです。
  •  急斜面ではありますが、こういう時は子どもの方が身が軽いので、移動が早く作業が進みます。事前に子どもの作業斜面は下刈りされているので安全です。
  •  ワンちゃんも一緒に行動しています。子ども達の動きが速いのですぐに移動してしまい、探すのが容易でありません。
  •  会の皆さんは頂上付近のサクラに施肥していましたが、勝手知ったるところなのでこちらも作業がはかどります。熊谷会長はサクラに絡んだクズのツルを一生懸命取っていて、集合時間が過ぎても続けておられました、自然観察会の時もセイヨウタンポポを引き抜いておられましたが、本当に八乙女山が好きなんですね。
  •  八乙女山の山頂です、ここでも会員の方と話しをしましたが、昔はサクラの時になるとここが満員になるくらい宴会が盛んだったそうです。その方は中学校が9クラスあったそうで、同級生の多くは東京に行ったままで帰ってこないそうです、農業の後継者も少なく地域の将来を心配していました。
  •  終わりの会では、子ども達が帰っていましたが、今後の日程等について会長から話しがあり無事終了しました。
  •  黒坂さんから、今年はウソの被害が大きくて、サクラの花が余りよくなかった。5年に一度くらはひどい被害を受けるが、次の年はたくさん花が付くので来年は良いかもしれない。ウソは葉芽は食べず、花のつぼみを食べるが一つのつぼみには4個から8個くらいの花が詰まっており、被害を受けるとそれだけの花が咲かなくなる。
  •  角館のサクラは萌芽更新により樹を新しくしているが、大木の更新は難しい。等々のお話しありがとうございました。