本文へスキップ

県民参加の森づくり事業を活用

八乙女山を守る会が中仙小学校6年生とサクラの手入れ

秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和6年11月1日(金)に大仙市中仙地区八乙女山において、八乙女山を守る会が中仙小学校の6年生22名と一緒に山頂付近のサクラの手入れを実施しました。
  •  この日は、良い天気で早めに現場に着いて、駐車場から山頂に向かうときに小田嶋さんと一緒に話しをしながら歩きました。「岩手山が見える」というのでよく見ると秋田駒ヶ岳の右奥に岩手山が見えました。
  •  和賀山や真昼岳などの奥羽山脈もキレイに見え、絶好の天気になりました、この後で仙北平野に霧がかかり、幻想的な風景になりました。
  •  熊谷会長や皆川事務局長、会のメンバーも揃ったので打合せをします。麓の小学校から生徒が上がってきました。歩くと30分近くは掛かるので結構な距離になります。
  •  始めの会に備えて、先生が税事業ののぼりを立てています。振興局からのぼりを入れて写真を撮るように言われたとかですが良いPRになります、ありがとうございます!
  •  のぼりを入れている筒状のものはイベントがあった時に使ったそうですが、良いアイテムですね、どこにでものぼりが立ちます。
  •  皆川事務局長の司会で始まり、熊谷会長からこの一年を振り返り頑張ってもらったことに感謝の言葉がありました。
  •  樹木医の黒坂さんからはサクラの手入れの大事さについてお話がありました。黒坂さんについてはこちらに関連記事がありましたので、https://www.akita-abs.co.jp/blog/radipal/archives/37870 ご覧ください。最近は秋田市の太平川のサクラの件でもアドバイスされているそうです。
  •  皆川さんから実際の作業のやり方の説明があり、5班に分かれて作業に掛かります。熊谷会長、佐藤さん、戸嶋さん、小田嶋さん、黒坂さんが班長になり指導します。
  •  主にクズがサクラに絡みついていますが、他のフジツルなども絡みついて大変な状況になっています。クズはサクラの上方でマメ状の沢山の実を付けており、これが原因でまた広がります。
  •  慣れてくると生徒達が自主的にあちこちのツルを取るようになりました。
  •  あちこちに太いツルがありますが、何故か生徒が何人かで引っ張って力比べ、直ぐには切断しません。ターザン気分になるのかな?
  •  一方男子は木に登りたがる傾向があるような・・・。
  •  こちらは中仙小学校創立50周年で植えたジンダイアケボノです。枝があちこちから出たりツルに絡まれてグチャグチャでしたが、黒坂さんの指導で佐藤さんの班が手入れして見違えるようにスッキリしました。
  •  あれだけモチャクチャしていたサクラがスッキリしました。「サクラは手入れをすればするほど良い花を咲かせる」という黒坂さんの話しのとおり、来年の花が楽しみです。
  •  終わりの会では、先生や生徒から感想がありましたが、来年は中学校でもサクラの手入れが待っています。
  •  県内のどこの地域に行っても生徒が減り、小田嶋さんから「自分が小学校の頃は4クラスあった、今では中仙地区統合しても一学年20人くらいしかいない、秋田県はどうなるのでしょうか?」と聞かれましたが、こういう活動を通して地元の良さを感じてもらい、将来の地域を支えてもらいたいと切に思います。
  •  解散後に10分間子ども達に自由時間があり、それぞれ遊んでいました。すぐに帰るのではなく余韻があるところがこの学校の良いところだと思います。
  •  斜面に下りてまだ作業をしている方がいると思ったら戸嶋元校長先生でした、さすがです!