県民参加の森づくり事業を活用 |
NPO法人白神の森倶楽部
能代高校二ツ井キャンパス校と植林及び天然秋田スギ観察
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秋田県森林ボランティア団体 白神の森倶楽部 |
- 令和7年6月13日(金)に、藤里町粕毛地内において、NPO法人白神の森倶楽部が能代高校二ツ井キャンパス校と一緒にスギを植栽し、その後仁鮒水沢スギ希少個体群保護林で観察会をしました。
- 当日は暑いくらいの好天になりました。過去何回か雨や雷で順延になっているので、今年は天気に恵まれました。
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- 3年生と1年生を合わせて40人ほどです。3年生は2年前に植林を経験済みです。(個人情報保護のため近景写真は載せていません。)
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- 集合場所のNPO事務所です、おなじみのフクロウがWelcomeと迎えてくれます。
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- 植林に必要な道具が用意されています。3年生のコンテナ苗と穴を開けるディブル(植えつけ機)、などが用意されています。
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- スタッフが事前の打合せをしていました。左から武田さん、竹中さん、見上理事長、田村さんの面々です、すっかり皆さんと顔なじみになりました。
- 生徒が2台のバスで到着しました。
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- 武田事務局長の司会で開会式が始まり、見上NPO理事長からは「私は白神のガイドをやっています。今日は頑張りましょう」とあいさつがありました。
- 藤里森林生態系保全センターの所長さんからも森林の大切さについてお話しがありました。
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- 先生からも注意点等の説明があり、生徒が苗木等を持って山に向かいます。先頭で税事業ののぼりを持っているのは山本地区の森づくり運動推進員の畠山さんです。昨年に引き続き午後の天然スギの観察会ではガイドも務めます。
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- フクロウの前を通り過ぎ、道路を渡って向かいのNPOの看板の奧にある植栽地に向けて歩きます。 武田さん所有の山で、今年は近い所が対象地です。
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- 現地に着くと苗木を生産した田村さんから植栽の実演があります。苗木はコンテナ苗なので軽いしディブルで開ける穴も小さくて済むので早くできます。
- 植えたら苗が抜けないように周囲を良く踏んで、引っ張って確認してくださいとのことです。
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- 現場は事前にNPOによりキレイに刈り払われており、植栽するポイントには杭が打ってあります。300本の苗木を60人ほどで植えるので一人5本になりますが、ディブルの数の関係で3人一組になるのでなかなかの本数になります。
- 畠山さんが担いできたのぼりが、税事業をPRしてくれています。
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- 3年生は2年前にも体験しているので上手です。所々で生態系保全センターの職員さんやNPOの会員が付いて指導しています。
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- ところで、畠山さんの格好が完璧でした!防蜂用の網が付いた帽子、クマスプレー、蜂ノック、クマ鈴など装備されていました。
- 杭がちょうど300本だそうで、苗も無事植え終わりました。
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- 昼食は、藤里世界遺産センターに移動し、お弁当を広げました。
- 生徒は、遺産センターの職員から白神山地について説明を受けました。ただ残念なことに白神山地内の道路は、二ツ森、岳岱など殆どが壊れたままで通行不能になっています(下左写真)。
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- 二ツ井の道の駅に寄り、観光協会で待ち合わせしたガイドの皆さんと天然スギの現場に来ました。
- ガイドは畠山さんをはじめ4名の方でそれぞれ紹介の後で生徒が4班に分かれ山に向かいました。
- 仁鮒水沢スギ希少個体群保護林と名称が昔と違っています。
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- 最初に有ったのが、「泣きスギ」で平成3年の19号台風で800本以上の天然スギが被害を受けた時に、倒れなかったものの中にひびが入り、風が吹くとキーキーと泣くように聞こえるとの説明でした。以前のこのような表示は無かったような?
- 他にも、「美人スギ」、「もっくんスギ」、「恋文スギ」など今風のネーミングもありましたが、武田さんも「学術的な地域だからもう少し配慮が欲しいなあ」とおっしゃっていた通り、私も違和感がありました。
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- 約1時間の観察会でしたが、かんかん照りになったものの林内はひんやりとして気持ち良い温度でした。足下の木道が昨日の雨で滑りましたが、キレイな空気をたくさん吸って歩き、健康的な1日でした。
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- 最後にガイドさんからのあいさつと生徒代表のお礼で現地解散となりました。
- 丸一日の森林・林業体験でしたが、冒頭に私もあいさつしましたが、大人になってから県外に出てもいつかは故郷に戻って自分の植えた樹を見て欲しいと思います、関係者の皆さんご苦労様でした。
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