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鹿角市植樹祭~大湯ストーンサークルで~ 

秋田県水と緑の森づくり税「市町村等の森づくり活動支援事業」を活用しています 
 5月20日、昨日の天気とはうって変わって暑くなったこの日、鹿角市植樹祭が「大湯ストーンサークル」で開催された。
 鹿角市の植樹祭は平成12年度から開催されているが、このエリアでの植樹今回で9回目を数える。市内小・中学校の生徒代表や関係団体の他、市民など約200名が参加し、暑い中楽しみながら植樹活動を行った。
 
■主催  鹿角市緑化推進委員会、米代東部森林管理署、鹿角市
■後援  秋田県鹿角地域振興局、鹿角森林組合
 
 
 開会行事
   
 開会式で児玉一市長は、「会場となったここ大湯ストーンサークルは、約4,000年前に縄文文化の栄えたところ。黒森山を望むこの素晴らしい自然の中に身をおくと神秘を感じる。・・・今回の植樹祭のテーマ『今植えた 小さなその芽が 大きな未来』のように、小さな木を育て、森を造り、次代へ届けることが必要。憩いの場となる未来の森を、みんなで一緒に造っていきましょう。」と挨拶した。 
   
 この席上、第10回鹿角市間伐推進優良林家コンクールの表彰が行われた。
 優秀賞に輝いた大曲団地は、33名の小規模所有者が意見を取りまとめて平成26年度に森林経営を策定し、約17haの搬出間伐を実施。間伐を実施するに当たり、市の林内路網整備事業を活用して団地内に幹線となる作業道を開設し、持続的な取組を図っていることが評価された。
 
   
 優秀賞の谷内自治会は、約330haを所有し、構成員は約600人。自治会構成員の意見を取りまとめるとともに、所有林の現況把握をするなど管理体制が整っている。補助事業を活用するだけでなく、自治会独自で事業を行うなど、計画的に森林施業を行って健全な森づくりに取り組んでいることが評価された。  
   
 また、本日参加した小・中学校へ、植樹祭参加を記念して、米代東部森林管理署長、県鹿角地域振興局長、鹿角市緑化推進委員長より記念品が贈呈された。贈られたのは、水彩の色鉛筆やスケッチブック、森や鹿角の自然を観察しながら描いてもらいたいとの気持ちがこもったもの。 
 
 植  樹
 
 鹿角森林組合三浦将喜さんから植樹方法の説明があったあと、環状列石を見ながら記念植樹会場へ移動。 
 
   
 植樹会場の原っぱには、ワラビが真っ盛り。太くて美味しそうなワラビですが、今日は採取はやめて横目でにらむだけ。 
   
   
 会場に到着すると、思い思いの場所で植樹を開始。今年は、ブナ・ミズナラ・トチノキなど187本が準備された。
 暑い暑いと言いながら苗木を運ぶ女の子。お父さんと一緒に植え穴を掘る男の子。子どもたちも元気いっぱいに植樹です。
 
   
  児玉市長もみんなと一緒に植樹。手伝ってくれた生徒達と記念撮影です。
   
   
 植樹活動に参加した鹿角市の小・中学生、植えた後の笑顔が良い。 
   
 児玉市長が看板を打ち込み、参加した小・中学生と記念写真に収まりました。 
 
   
 植樹活動、ご苦労様。参加を記念し、「ブルーベリー」の苗木がプレゼントされた。 
 
   
 鹿角市観光イメージキャラクター「たんぽ小町ちゃん」も駆け付け、記念撮影に引っ張りだこです。
 鹿角市は、秋田県の代表郷土料理「きりたんぽ」の発祥の地といわれる。平成16年11月11日のきりたんぽの日に誕生した「たんぽ小町ちゃん」、秋田名物きりたんぽと秋田美人の小野小町をモチーフに、真っ白でつやつやもちもちの肌を持ち、市民の人気者です。
 
 
 拡がる森
   
 県道沿いに拡がる植樹の森 
   
 大湯ストーンサークルの周りの草地には、これまで9回の植樹活動が行われてきた。ここは22年に植樹された森。しっかり維持管理され、徐々に森が拡がっている。
 次代を超えて造り守られることによって、立派な森になることを期待したい。