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「山遊庭の森」で 森に親しむ会を開催 

秋田県水と緑の森づくり税「森林環境学習活動支援事業」活用 
 
 もうすぐ田植えの作業が始まる5月9日、由利本荘市東由利法内の「山遊庭の森」で9回目となるふれあい交流会~森に親しむ会~が開催された。このイベントは、東由利林業懇話会が主催したもので、“地域の子どもたちと保護者、地域の人々が一緒になって作業や体験を行うことで、自分たちの暮らす里山に関心を持つ機会としたい。”と言うことから始まった。

 当日は、地域の永慶保育園とみどり保育園の園児、東由利小学校3・4年生の生徒60名が参加した。また、地域の婦人会や老人クラブ、自治会などから多くの人々がお手伝いに駆け付けたほか、お付き合いのある森林ボランティア団体の仲間なども参加、100名を超える人々が「山遊庭の森」での春作業を楽しんだ。 
   
  全員集合!ご挨拶や本日の作業の方法など真剣に聞いています。

 植菌体験
   
 
   
 保育園児はナメコの駒打ち、思うように打ち込むことができずにお父さんやお母さんが助っ人です。小学生はシイタケの駒打ち。4年生は昨年も参加して上手なもの。3年生のある児童は、「保育園のときやった。でも、家で練習してきた!」と意気込んでいます。 
   
 打ち込んだ榾木がどんどん積み上がって行きます。400本程の原木にすっかり打ち込まれ作業完了です。 

 シイタケ収穫体験
   
 この春は雨が少なく、発生も少ないとのこと。 
   
  なかなか採れない。「大きいのが採れたね。お顔とどっちが大きいかな?」
   
 去年の今頃、駒打ちしたときのシイタケです。森の恵みをいただきました。 

 クイズや積み木遊び
   
 小学生は、由利地域振興局森づくり推進課が担当する森に関するクイズに挑戦です。 
   
  保育園児は木の積み木遊びに大はしゃぎ!積み上げたり壊したり。
   
 賑やかな声にカエルも見学に来たのかな?おや、アオガエルだけかと思ったら灰色のカエルもいる! 
   
 「山遊庭の森」のオーナー、阿部重助さんと記念写真をパチリッ。 
   
 東由利小学校では、この体験活動を総合学習として取り組んでいる。テーマは、『東由利のすてき(・・・) を見つけよう』ということで、ここでは、山のすてきや人のすてきを見つけてもらいと考えているとのこと。体験したことを絵に描いたり、作文に綴ったりしている。
 地域のすてきを見つける・・・良い言葉だと思いました。
 
   
 協力してくれた地域の人々や森林ボランティアの皆さんも記念撮影です。今回参加の「本荘海岸林を守る会」と「由利町村竹林を造る会」の皆さんは、こういった活動を、自分たちが住む地域の小学校行事として取りあげてもらえないか小学校と協議中。情報収集を兼ねて訪れた。 
 
   
 閉会式で阿部重助さんから「これからもこの森に遊びに来て下さい。」そして、生徒を代表してお礼の言葉、「クイズで森のことが色々解った。植菌したり、シイタケを収穫したり楽しい一日でした。」 

 根花餅(わらび餅)
 この日は、車で10分ほどの山間にある三ツ方森集落の方が、自作の「根花餅」の宣伝活動を行った。作り方の説明を聞きながらと試食させていただく。 
   
   
  左上の黒い紐状のものが掘り取ったワラビの根。これを叩いてわらび粉を作る。白い袋がわらび粉。きなこをまぶして召し上がれ。

三ツ方森集落の根花餅の詳細をリンクしています。

 
   
 皆さん、作り方を聞きながら試食。ワラビの香りは感じない。かみ応えプルン。喉ごしツルン。上品な一品である。