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 TDKのOB組織が平成15年に設立した「環境同好会」、設立当初は、松くい虫の激害に襲われていた由利海岸林を地域住民一体で守ろうと設立した環鳥海「白砂青松」復活プロジェクトの活動に積極的参加した。さらに、県から守るべき海岸林の一部エリア約5ヘクタールを貸り、このエリアで松くい虫被害発見や海岸林健全化のための作業を行ってきた。
 平成22年には、秋田県水と緑の森づくり税県民提案の応募、この助成を得てにかほ市象潟町向山生活環境保全林や仁賀保高原に植樹活動を24年まで続けてきた。昨年からは、植栽地の管理を中心に活動を行っている。
 本日は、象潟町向山生活環境保全林に植栽された木々の生長を促す下刈作業、今年になってから2回目。次は6月に仁賀保高原で刈り払い作業を行う予定である。
   
 5月28日9時「道の駅象潟」に集合、乗り合いで現場到着。本日の作業内容を確認しあう。 本日の参加者は10人。代表幹事の中野哲夫さんは、秋田県森の案内人でもあり、県民参加の森づくり活動の推進や地域の森林保全活動に積極的に取り組んでいる。
   
 植栽樹の周りは鎌を使って刈り払う。植栽樹の誤伐をふせぐためである。刈り払い機は残った雑草を刈り払う。 
   
   
役割分担が決まっているし、会員の皆さんは手慣れており作業はスムーズに進む。 
   
草から姿を現した木々たち。草いきれから解放されてすがすがしい様子です。 
 
 TDK社友会環境同好会が守ってきた海岸林
 会活動の現場として県から借りた赤石海岸保安林。会では、松くい虫被害防止のため、被害木伐倒駆除後の未処理の枝や枯葉の採取を行ったほか、被害木がでた場合には毎木調査を行って県に報告するなど健全な海岸林育成に努めてきたエリアである。
 このエリアは、地域住民の方々が「松林健全化ボランティア作業」の現場として、松林の生育に適した環境を維持するための林床の落ち葉搔き活動が行われているが、会ではこの活動へ積極的に参加しているほか、会独自に海岸林健全化のための活動を継続して行っている。
 
   
  
 
平成25年秋に実施された「松林健全化ボランティア作業」活動後の状況