山野の花シリーズ107 キリンソウ、クサフジ
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- キリンソウ(黄輪草、ベンケイソウ科)
山の草原や海辺の岩などに生える。太い根茎から、肉質で円柱形の茎を多数出し、大きな株をつくる。茎の先端に平らな花序を出し、黄色の花を多数つけ、良く目立つ。葯の色が赤いものをエゾノキリンソウと区別する学者もいるという。葯の色や葉の幅などは、地域や環境によって変異が多い。昔は、本種を乾燥させ、飢饉に備えて保存食にしていたという。北海道から九州に分布。
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- 名前の由来・・・小さな花がまとまって、黄色い一つの輪のように見えることから、「黄輪草」と書く。また黄色の花と肉厚の葉を、中国の伝説に出てくる麒麟に例えて、「麒麟草」との説もある。
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- 葉・・・互生し、倒卵形か長楕円形で、縁にはギザギサの鈍鋸歯がある。
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- 花・・・茎の先端に平らな集散花序を出し、黄色の花が多数咲く。花弁は披針形で先は鋭く尖る。
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- 花のアップ・・・5枚の花弁は黄色で先が尖る。花は10~30個がまとまって咲く。雄しべは10本、中心の雌しべの先は尖る。
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- 薬草・・・水洗いした葉をすりつぶし、虫刺されや小さな切り傷の患部に塗る。
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- クサフジ(草藤、マメ科)
山野の日当りの良い草地、土手に生える。初夏、青紫色の蝶形花を賑やかに咲かせる。葉は、細い披針形で18~24枚の小葉からなり、葉の先端が巻きひげ状になって他に絡みつくツル性植物。よく似たツルフババカマは、小葉が10~16枚で厚く幅がやや広く、硬い托葉があり、花穂は太めで短く、赤みが強いなどで区別できる。
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- 名前の由来・・・花や全体の姿が、樹木のフジに似ていることから、「草藤」と書く。
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- 葉・・・互生し、18~24枚の羽状複葉で、先端は長く伸びて分岐する巻きひげとなる。
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- 花・・・茎の上部の葉の脇から総状花序を出し、青紫色の蝶形の花を歯ブラシ状に多数つける。
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| 参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の野草」(山と渓谷社)
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「夏の野草」(永田芳男、山と渓谷社)
- 「山渓名前図鑑 野草の名前/夏」(高橋勝雄、山と渓谷社)
- 「うまい雑草、ヤバイ野草」(森昭彦、サイエンス・アイ新書)
- 「身近な雑草のふしぎ」(森昭彦、サイエンス・アイ新書)
- 「里山のつる性植物」(谷川栄子、NHK出版)
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