山野の花シリーズ112 ヘラオオバコ、ツボミオオバコ
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- ヘラオオバコ(オオバコ科)
ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本には幕末の頃に渡来したと言われている。現在では全国に広がっている。県内各地の荒れ地、道端に自生しているが、特に北海道に多いという。地味なオオバコのイメージとは異なり、花はなかなか洒落ている。花茎は、ツボミをつけたまま伸び上がり、雄しべは長く、花の外に環状に飛び出し、下から順に咲いていく。葉は細長くヘラ形で、全て根生し、5本の縦脈が目立つ。
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- 名前の由来・・・葉の形がヘラ状のオオバコであることから、ヘラオオバコと呼ばれている。
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- 高さ・・・花茎は、ツボミをつけたまま伸び上がり、高さ30~80cm。
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- 葉・・・10~30cmで細長く、ヘラ形で、全て根生する。
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- 花・・・花茎の先端に長さ2~8cmの円柱形の花穂をつける。花の外に長く飛び出した雄しべが、下から順に咲きあがっていく。
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- 風媒花・・・風で花粉を散布する風媒花だが、昆虫もやってくる。
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- 薬用・・・西洋では、古くから薬用として用いられ、しつこい咳を鎮め、痰をとり、消化器系の回復を助けるために用いられた。また、病気や邪気を追い払う「神聖な植物」として重用された。
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- 食用・・・傷ついていない若葉を摘み、塩ゆでして和え物にする。
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- ツボミオオバコ(蕾大葉子、オオバコ科)
北アメリカ原産の帰化植物で、日本には大正から昭和にかけて入ってきたと言われている。新しく造成された公園や荒れ地などには、いち早く侵入する。海岸などにも多い。全体が白い毛に覆われている。
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- 名前の由来・・・花は、実が熟す頃になっても開かず、ツボミのままに見えることから、「蕾大葉子」と書く。
- 別名タチオオバコ・・・直立する姿から、タチオオバコとも呼ばれている。
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- 他のオオバコとの相違点・・・全体的に白い毛が密生している点で区別できる。
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| 参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の野草」(山と渓谷社)
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「春の野草」(永田芳男、山と渓谷社)
- 「うまい雑草、ヤバイ野草」(森昭彦、サイエンス・アイ新書)
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