山野の花シリーズ121 オニノゲシ、ノゲシ
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- オニノゲシ(キク科)
ヨーロッパ原産で、日本には明治時代に渡来した帰化植物。空き地や道端などの荒れ地に多い。茎は太いが中空で、棒で叩くと簡単に切れる。ノゲシに似ているが、より大形で1.2mほどになる。葉の縁には鋭いトゲが幾つもあり、触ると痛い。葉の基部は、しっかり閉じた状態で茎を抱く。秋田では、オニノゲシが至る所に生えているが、ノゲシは極めて少ないと言われている。
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- 名前の由来・・・ノゲシに似ているが、大形で葉に強いトゲが多数あることから、オニノゲシの名がついた。
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- オニノゲシ)とノゲシの見分け方・・・オニノゲシ(上左写真の葉は、羽状に深裂していて光沢があり、鋸歯の棘も硬く触ると痛い。一方、ノゲシ(上右写真)の葉は羽状に裂けて軟らかで、光沢は無く、鋸歯にあるギザギザは触っても刺さらないので痛くない。
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- 見分け方その2・葉が茎に付く基部の形・・・オニノゲシは丸く張すのに対して、ノゲシは三角形に張り出す。
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- 茎葉・・・茎には、多数の稜があり、切ると白い汁が出る。葉は厚く光沢があり、羽状に切れ込む。裂片の先は太いトゲ状で、触ると痛い。
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- 花・・・頭花は2cmほどで、全て舌状花である。花冠は黄色。
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- 果実・・・扁平な楕円形で、両面に縦筋がある。果実には、白色の冠毛が多数つく。種子は、季節の風に乗って舞い、例え歩道の割れ目や線路の踏切に落ちても元気に発芽し大株に育つ。
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- 食用・・・若い時は、ノゲシと同様食べられると言われているが、余り利用されていない。
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- ノゲシ(ハルノノゲシ、キク科)
暖かい地方では、一年中咲いているらしいが、最盛期は春である。だから別名ハルノノゲシとも呼ばれている。よく似ているオニノゲシと違って、葉にはトゲがないので、触っても痛くない。ヨーロッパから世界中に広がった植物で、日本にも古い時代に中国を経由して伝わったと考えられている。葉は、秋から冬にかけて赤くなる。新芽は山菜として利用される。日本全土に分布。
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- 名前の由来・・・野に咲き、葉がケシの葉に似ていることから。
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- 葉・・・羽状に裂けた葉の基部が茎を抱き、両端が突き出る。縁はギザギザしているが、トゲではないので触っても痛くない。
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- 花・・・タンポポを小さくしたような花が枝の先に咲く。
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- 果実・・・種は細長く、表面に横しわが多い。その種には、白い綿毛がついていて、風と共に運ばれる。
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- 食用・・・早春、ロゼット状の若苗をナイフで切り取る。苦みがあるので、熱湯で茹でてから、よく水にさらしてアクを抜き調理する。おひたしや和え物、煮浸し、バター炒めに。生葉を天ぷらにしても美味しい。
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| 参 考 文 献 |
- 「食草・薬草・毒草が分かる野草図鑑」(金田洋一郎、朝日新聞出版)
- 「山渓カラー名鑑 日本の野草」(山と渓谷社)
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「春の野草」(永田芳男、山と渓谷社)
- 「うまい雑草、ヤバイ野草」(森昭彦、サイエンス・アイ新書)
- 「身近な野の花のふしぎ」(森昭彦、サイエンス・アイ新書)
- 「山渓名前図鑑 野草の名前/春」(高橋勝雄、山と渓谷社)
- 「江戸草花図鑑」(岩槻秀明、エクスナレッジ)
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