山野の花シリーズ126 ツルマメ、ヤブマメ
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- ツルマメ(蔓豆、マメ科)
大豆の原種と考えられており、遥か縄文時代から栽培されていたという。日当りの良い野原や道端に生え、ツルで他の物に絡みつきながら広がっていく。全体に褐色の毛が生えている。小葉は3枚だが、他の仲間に比べて細長いのが特徴。花はスミレ色した小さな花をつける。秋になると、2~3個の野生大豆が入ったへらべったい豆果ができる。北海道から九州に分布。
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- 名前の由来・・・茎がツル性のマメであることから、「蔓豆」と書く
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- 茎葉・・・茎には、下向きの粗い毛がある。葉は、3出複葉で、両面に毛がある。小葉は、細長い披針形で、鋸歯はない。
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- 花・・・淡い紅紫色の蝶形花を3~4個ずつつける。翼弁と舟弁がほぼ円形に並ぶ。
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- 豆果・・・褐色に熟れた豆果の中に2~3個の野生大豆が入っている。茹でて食べられると言われているが、豆が小さく収量も少ないので、余り食用として利用されていないようだ。
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- ヤブマメ(藪豆、マメ科)
山道や人里近くの道端や野原、林縁などのやぶに多く、ツルを出していろんなものに絡みつく。形の異なる3種類の花・・・開放花のほか、花が開かないまま種子をつくる地上の閉鎖花、地下にできる5mmほどの閉鎖花をつける。種子の豆果は、土中にできるものが一番大きい。この巧妙な戦略は、どんな環境の変化にも適応して生き残るためだと考えられている。飢饉に備えた大切な保存食でもあった。北海道から九州に分布。
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- 名前の由来・・・ヤブ地に生えるマメの意味で、「藪豆」と書く。
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- 花・・・蝶形で、長さ15~20mmと長い。旗弁は淡い紫色、翼弁と舟弁は白色。
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- 豆果・・・ほとんど閉鎖花からできる。扁平で種子が3~5個入っている。
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- 地下にできる豆果・・・地下の閉鎖花からできる豆果は、丸くてふっくらとしている。これを食用に利用している。
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- 食用・・・晩秋から早春に掘り取る。よく洗って、塩をひとつまみ入れて茹でる。ザルに上げて塩を振って食べる。枝豆のような味で美味しい。豆ご飯や煮豆などにも利用する。
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| 参 考 文 献 |
- 「食草・薬草・毒草が分かる野草図鑑」(金田洋一郎、朝日新聞出版)
- 「山渓カラー名鑑 日本の野草」(山と渓谷社)
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「夏の野草」(永田芳男、山と渓谷社)
- 「秋の野草」(永田芳男、山と渓谷社)
- 「身近な野の花のふしぎ」(森昭彦、サイエンス・アイ新書)
- 「里山のつる性植物」(谷川栄子、NHK出版)
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