山野の花シリーズ130 ママコノシリヌグイ、イシミカワ
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- ママコノシリヌグイ(継子の尻拭、タデ科)
道端や野原、海辺など山野の至る所に生えるツル性植物。茎は、良く枝を分けてツルを伸ばし、トゲで周りのものに絡みつく。傍に絡みつくものがあると上にも伸びる。草ヤブになるほど繁茂する。葉は互生し、三角形で先が細く尖る。葉柄にもトゲがある。日本全土に分布。
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- 名前の由来・・・茎や葉に下向きのトゲがあり、実子でない継子のお尻を拭いてイジメれば、さぞ痛いだろうという喩えから、「継子の尻拭」と書く。
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- 葉・・・三角形で葉先は尾のように尖る。葉柄は葉と同じくらい長く、下向きのトゲがある。
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- 花・・・枝先に淡い紅紫色の花を丸く集めたような頭状花序をつける。花冠はなく、ガク片が花冠の裂片のように見える。
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- 花アップ・・・雄しべは8個。雌しべは1個で花柱が3個ある。ガクの先端は淡い紅紫色で、基部は白い。
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- イシミカワ(タデ科)
道端や河原などの日当りの良い場所に生え、ツルになって這いまわる。茎には逆向きのトゲがあり、他の物に引っ掛かりツル状に伸びて2m以上にもなる。花は地味で目立たないが、果実が青紫色に染まってくると、目立つようになる。ブドウの房のような果実は、花びらが多肉質に変化したもので、割ってみると中には黒い種子が入っている。日本全土に分布。
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- 名前の由来・・・大阪府石見川の地名に基づいたものなど諸説ある。
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- 葉柄の付け根に鞘状の托葉が茎を包む。ママコノシリヌグイと違い、上部が円形に広がり切れ込みがない。
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- 葉・・・三角形で全縁。縁には細かいトゲ状のものがある。
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- 花・・・丸い苞葉の上に淡い緑色の小さな花を密生させてつける。花はほとんど開かない。
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- 果実・・・ガクは肉質に肥大して、鮮やかに色づく。この中に球形で光沢のある黒色の果実が包まれている。
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- 生薬・・・全草を乾燥させて、解熱や下痢止め、利尿などの生薬として利用した。
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| 参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の野草」(山と渓谷社)
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「秋の野草」(永田芳男、山と渓谷社)
- 「里山のつる性植物」(谷川栄子、NHK出版)
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