山野の花シリーズ46 ヒメジョオン、ネムロコウホネ・・・INDEX ヒメジョオン、ネムロコウホネ、コウホネ、オゼコウホネ |
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![]() 明治初年に渡来したアメリカ原産の帰化植物。今では、ごく一般的な雑草になっているが、その後に渡来したハルジオンにその場所を追われつつあるという。茎は30~150cmになり、先端に白色又は淡紫色の頭花をつける。ハルジオンに似ているが、花の頃に根生葉がないこと、葉が茎を抱かないこと、茎が白い髄で満たされていることなどで区別できる。 |
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![]() 中国の「女苑」という花に似ていて、美しく可愛らしいことから、「姫女苑」と書く。 |
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ネムロコウホネ | |||||||
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![]() コウホネとネムロコウホネは、非常に似ているが、その見分け方のポイントは、葉・・・コウホネは葉の茎が水上に突き出るが、ネムロコウホネは葉が水面に浮かぶだけである。根茎は肥厚して太く、泥の中を這う。長い花柄が水面から抜け出て、径2~3cmの黄色の花をつける。花の中心にある柱頭盤は、コウホネと同じく黄色である。コウホネより、花や葉が小形である。 |
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![]() 北海道根室で最初に採集されたので「根室」。コウホネは、川に生え、太くて白い根茎が白骨のように見えることから、「根室河骨」と書く。 |
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コウホネ | |||||||
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![]() 葉の茎が水上に突き出て、ネムロコウホネより花も葉も大きい。花の中心にある柱頭盤は、黄色。5枚の花びらのように見えるものはガクである。ガクはやがて緑色になる。地下茎は太くて白く、昔は、飢饉の時に食べたという。婦人薬としての効能があるとされている。 ![]() ![]() |
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![]() 川に生え、太くて白い根茎が白骨のように見えることから「カワホネ(河骨)」、それが転訛して「コウホネ(河骨)」。 |
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オゼコウホネ | |||||||
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![]() 母種のネムロコウホネと似ているが、その違いは、ネムロコウホネとコウホネの柱頭盤は共に黄色に対して、本種は深紅色であること。長い花茎を水面に出し、黄色の花を1個開く。尾瀬で最初に見つかったのでこの名があるが、東北の月山や秋田の木地山高原、北海道の猿払原野などにも分布する。いずれも高層湿原の中にある池沼に生えている。 |
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![]() 河骨の 水の幽(くら)さに 灯りけり 小松世史子 河骨の 水持ち上げて 咲きにけり 鮫島徳子 河骨の 花に瞳の ありにけり 武田金子 |
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参 考 文 献 | |||||||
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