山野の花シリーズ59 ヤマジノホトトギス、エノコログサ・・・INDEX ヤマジノホトトギス、ヌマトラノオ、アキノノゲシ、エノコログサ、キンエノコロ |
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![]() 花は、噴水のような形になっている筒の部分は白く、紫色の斑点のある花を1~3個開く。花びらは6個、披針形で、そり返らずに平らに開く。茎には茶褐色の毛が斜め下向きに生える。花は茎の先端だけでなく、上部の葉の付け根にも咲き、花の柄は短い。葉は互生し、楕円形で先端は鋭く尖り、基部は茎を抱く。 |
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![]() ホトトギスとは、花の紫色の斑点模様を、鳥のホトトギスの胸にある斑点模様に見立てたもの。山道などに多く生えるホトトギスの意味で、「山路の杜鵑草」と書く。 |
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ヌマトラノオ | |||||||
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![]() オカトラノオより全体がほっそりとしていて、花穂が直立して咲く。地下茎が横に這って広がるので群生することが多い。花序の長さは20cmほど。オカトラノオとヌマトラノオの雑種が稀にあり、イヌヌマトラノオと呼ばれている。 ![]() |
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![]() オカトラノオに対比させて、湿地に生え、花穂の形を虎の尾に見立てて、「沼虎の尾」と書く。 |
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アキノノゲシ | |||||||
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![]() 花は、淡い黄色で頭花は円錐花序につき、上向きに咲く。花びらが咲くのは日中だけで、夜間や雨の日はしぼむ。田畑の土手や空き地など日当たりの良い場所に生え、高さは2mほどになる。茎や葉を傷つけると白い乳液を出す。花が終わると、タンポポの綿毛を小さくしたような実が風に運ばれる。 |
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![]() 春に花を咲かせるノゲシに似ていて、秋に花を咲かせるので「秋の野芥子」と書く。 |
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エンコログサ | |||||||
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![]() 別名ネコジャラシと呼ばれている。茎は50~80cm、その先端に長さ3~8cmほどのブラシのような長い花穂をつける。花穂の先はやや垂れる。茎は付け根で分岐して一旦倒れる。上部だけがスクッと立ち上がる。畑地、樹園地、道端、空き地など至る所に見られるイネ科の雑草だが、親株の寿命は一年。それだけ毎年天文学的な種が芽吹いている。 |
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![]() ブラシのような花穂が、犬の尾に似ていることから、イヌッコログサが転じて、「エノコログサ」になった。別名のネコジャラシは、花穂を猫の視界で振ると、猫がじゃれつくことから名付けられた。 |
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縄文時代から主食であった粟(アワ)の原種なので、立派な穀物。種子の部分を脱穀して食用とする。昔は、飢饉の際にカラスムギなどと共に食用にしていた。 | |||||||
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キンエノコロ | |||||||
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![]() 田の畔や道端などに群生し、花穂の毛が金色をしている。花穂の長さは7cm前後で直立する。花穂の長さが2~3cmと小さいものは、コツブキンエノコロと呼ばれている。 |
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参 考 文 献 | |||||||
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