山野の花シリーズ94 アズマギク、ミヤマアズマギク
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- アズマギク(東菊、キク科)
低山や海岸の乾いた背の低い草地などに群生する。寒風山では、大きな群落をつくり見事である。茎や葉には、やわらかい白い毛が生え、冠毛は赤褐色。高山型のミヤマアズマギクは、全体的に小形で毛が少なく、冠毛が白いことで区別できる。秋田県RDB準絶滅危惧種。中部地方以北に分布。
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- 名前の由来・・・東国(関東地方)に生える菊の意味で、「東菊」と書く。
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- 花・・・茎の先端に頭花を1個上向きにつける。舌状花は細く、中心の黄色い筒状花のまわりに2~3列に多数つく。
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- アズマギクの群落に多数訪花していたコガネムシの仲間・ヒラタアオコガネ
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- ミヤマアズマギク(深山東菊、キク科)
北海道と中部以北の亜高山帯~高山帯の礫地や礫の多い草地に生える。低山に生えるアズマギクの高山型の亜種で、アズマギクより毛が少なく、高さは5~15cmとやや小さい。
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- 名前の由来・・・深山に生えるアズマギク(東菊)の意味で、「深山東菊」と書く。
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参 考 文 献 |
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「山渓カラー名鑑 日本の野草」(山と渓谷社)
- 「山渓カラー名鑑 日本の高山植物」(山と渓谷社)
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