森の学校2024 しいたけ植菌体験
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2024年4月13日(土)、「森の学校2024 しいたけ植菌体験」は、秋田県森林学習交流館・プラザクリプトンを会場に開催された。市販で主流の菌床シイタケより遥かに肉厚で美味しいシイタケを家庭で手軽に栽培できることから人気が高い。一般・親子96名が参加。秋田市のサクラも開花し、やっと春らしくなってきたのに加え、これ以上ない好天に恵まれた。小春日和の陽射しを浴びて、家族みんなで力を合わせて植菌体験を楽しんだ。
- 内容/1人2本の植菌体験と持ち帰り(1家族2名まで)
- 主催/秋田県森林学習交流館・プラザクリプトン(018-882-5009)
- 協力/秋田県森の案内人協議会
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- 講師:進藤インストラクター・・・ 作業の要領、注意点、家に持ち帰った後のホダ木の管理方法について説明が行われた。植菌したホダ木を家に持ち帰ったら、「しいたけ栽培のポイント」を参考に、できるだけ量も多く、質の良いシイタケが出てくるよう管理してほしい。
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- ホダ木はコナラ・・・シイタケの発生量、質ともに優れ、最適なホダ木である。
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- 穴を開ける位置・・・90cmの原木に、穴の位置を印した定規の位置に従い電動ドリルで穴を開ける。赤印の位置に5ヵ所穴を開けたら、次のラインは千鳥になるように黒印の位置に6ヵ所穴を開ける。
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- 穴の数・・・5ヵ所×3ライン+6ヵ所×3ライン=33ヵ所。
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- シイタケ種菌・・・家庭で余り手間をかけずにシイタケを採りたい人向きで、全国的に最も多く使用されている品種で、発生温度は7~20度、秋と春の二回出るタイプを使用。
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- 穴に種駒を入れ、木づき、または金づちで種駒の頭が樹皮面より出ないように優しく打ち込む。全部の穴が、しいたけ種菌でふさがれると完成。
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- しいたけ栽培のポイント
- シイタケ菌をホダ木に活着させるための初期管理のことを「仮伏せ」と言う。仮伏せの場所は、雑菌が入らないように、雨が当たらず、かつ風通しの良い軒下などに仮伏せをする。その際、ホダ木の下に細い棒を敷いてホダ木が地面につかないように薪積みにする。切口に白い模様(菌糸紋)がでてきたら、被覆をとる。仮伏せの期間は約1ヶ月。
- 梅雨期前に「本伏せ」(上の写真)をする。ホダ木は、直射日光や西日の当たらない所。不十分な場合は、遮光ネットやスダレなどをホダ木の上に張る。
- 梅雨~夏期は、雑草や低木を刈り払い、通風を良くすること。
- 7月中旬頃と9月中旬頃、ホダ木の天地返しや積み替えを行い、菌糸を均一に成長させる。
- キノコの芽が出る秋には十分散水すること。
- ホダ木を叩いて振動を与えるなど、刺激を与えればシイタケが良く生えるといわれる。
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- シイタケは、いつ発生するのか・・・植菌したシイタケは1年半後の秋、又は2年後の春には出てくる。それ以降は、春と秋の二回発生するようになる。一般に4~5年は発生する。ただし、次第に春には出ても、秋には出なくなる。
- 採り方・・・柄を持ってもぎとる。ナイフなどで柄を切るのは、切り後から雑菌が入る恐れがあるので×。
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- 参考:シイタケ料理・・・料理のバリエーションが広く、どんな料理にも合う
- つけ焼き・・・シイタケの傘を下にして金網に乗せ、ヒダのところにバター・しょう油・酒を少々たらして弱火で焼き、柄をつかんで食べる。
- バター炒め・・・柄をとったシイタケと玉ネギをバターで炒め、味道楽等で味をととのえる。
- その他、煮物、天ぷら、鍋物、味噌汁など、どんな料理にも合う。
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