森の学校2024 森と木の生活塾
|
|
2024年9月7日(土)、「森の学校2024 森と木の生活塾」が、秋田県森林学習交流館プラザクリプトンを会場に開催された。一般参加者等42名が参加。森のクラフト、木工体験・竹とんぼ飛ばし、森の恵み実演、ネイチャーゲーム、森の散策、森の紙芝居、アウトドア用品展示、モルック体験、林業機械展示デモなど多彩な催しが行われた。
- 共催/秋田県森の案内人協議会、秋田県森林学習交流館プラザクリプトン
- 協賛/(一社)秋田県森と水の協会、(公社)秋田県緑化推進委員会
|
|
- 森の恵み・・・木の実の音、ミズの皮むき、クロモジや木々の香りなど
|
|
|
- ミズのコブコ漬け・・・秋口になると、茎と葉の付け根に小さな丸いムカゴ状の実がつく。秋田では「ミズのコブコ」と呼んでいる。特に美味しいのは漬物。熱湯に塩を少し入れ、葉を取り除いたコブコをサッと茹で、冷やしてから水を切る。下処理したコブコを容器に入れ、塩漬けや塩昆布漬け、味噌漬け、松前漬けにして一晩おけば、粘りのある美味しい漬物「ミズのコブコ漬け」ができる。
|
|
|
- クロモジ茶・・・古くからマタギは、胃腸が弱っている時にクロモジの木の枝葉を煎じて飲んでいた。そんなマタギの里阿仁では、クロモジを細かく刻んで天日干ししたクロモジ茶が販売されている。
|
|
|
- ドクダミ「虫よけスプレー」・・・ドクダミは、ゲンノショウコやセンブリなどと並び有名な薬草の一つ。そのドクダミをウォッカやホワイトリカーなど度数35度以上のアルコールに漬けると「虫よけスプレー」として使うことができるという。
|
|
|
- 松ぼっくりと紙コップでつくった手作りけん玉/色々な木の実が入ったペットボトル。それを両手に持って振ると、思わず踊りたくなるような音を奏でる。その音の違いを観察。
|
|
|
|
- 森の紙芝居1「おちばのようふくくださいな」
どんぐりばやしの「みのむし」さんは、たくさんの落ち葉を集めて、仕立て屋さんを始めて、大繁盛。一方、さつまいもばたけののねずみさんは、落ち葉を集めて、やきいもやを始める。こちらも大繁盛。落ち葉が足りなくなって、どんぐりばやしへ拾いに行くと、みのむしさんに「困るわ」と言われる。そこで、遠いくりのきやままで行くことに・・・
|
|
|
- 森の紙芝居2「かさじぞう」
山村のおじいさんとおばあさんは、6人の子供を授かるが、みな小さいうちに亡くなってしまった。ある年の暮れ、笠を売りにいったおじいさんは全く売れない。雪が降り積もる中、あきらめてとぼとぼと帰る途中、六体の地蔵が立っていた。おじいさんは寒いだろうと、売れ残った5つの笠をお地蔵様にかぶせた。足りない一つは、自分のほっかむりをお地蔵様にかぶせた。そして明日はお正月。でも何も食べるものがない。おじいさん、おばあさんが寝ようとすると、笠をかぶせてもらった六体のお地蔵さまがたくさんの供物を届けにくるという心温まるストーリー。
|
|
|
|
- ネイチャーゲーム「カモフラージュ」・・・生きものたちは、敵から身を守るために、まわりに同化する色(保護色)になったり、色や形を周囲の他のものに似せたりして、カモフラージュしている。それを見つけることのできる観察力を養うゲーム。
|
|
- ロープを張り、その内側に自然の中では絶対にない人工物を目立たないようにセットしてある。参加者は、お互いに話をせずに人工物を探し、その数を数え、終点にいる指導者にこっそり耳打ちをする。間違うと、もう一度、スタート地点に戻って再挑戦する。
|
|
|
|
|
|
|
- 木工体験・・・各種木工体験、竹とんぼ、マイペンダント、キーフォルダーづくり
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
- コロナ禍以降、人気を集めるアウトドア用品展示・・・暑い日差しを遮る屋根型のタープの中で、心地よい風と緑の森を借景に本格的なドリップコーヒーを飲めば、至福の時を味わうことができる。
|
|
|
|
|
|
|
- モルック体験・・・フィンランドの伝統的なゲームを元に、1996年にフィンランドで開発されたスポーツ。木製の投げる棒をモルックという。3~4m離れたところに12本のスキットルを並べる。チームが交互にモルックを投げてスキットルを倒すゲーム。
|
|
|
|
|
- 森のクラフト(クリプトン視聴覚室)・・・木の実やドライフラワー、色づいた葉っぱ、木の枝、竹、貝など、自然の豊富な素材を使って森のクラフトづくりを楽しんだ。
|
|
|
|
|
|
|
|
- 森の美術館・・・森の案内人・山田賢一さんの作品「種田山頭火の句とお地蔵さん」。
|