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森の学校 親子で真竹そうめんセット作りと森の工作

 2017年7月29日(土)、森の学校「親子で真竹そうめんセット作りとたのしい森の工作」が秋田県森林学習交流館・プラザクリプトンを会場に開催された。親子30名が参加。真竹をノコギリで切って冷やしソウメンを食べる器づくりを行った後、ロケットラワン飛ばし大会、午後から森の工作教室が行われた。
  • 内容/真竹で器づくり、ロケットラワン飛ばし大会、森の工作
  • 主催/秋田県森林学習交流館・プラザクリプトン
  • 協力/秋田県森林インストラクター会  
  • 開校式、森林インストラクター等指導者の紹介  
クマに注意!
▲自ら撮影した親子グマの写真を紹介 ▲鋭いクマの爪
  • 人身被害の多くは、この強力な爪による裂傷・・・ツキノワグマの攻撃部位は、頭が最も多く、馬の太い首を一撃でへし折るほどの能力がある。その爪の鋭さを知ってもらうために、参加者に毛のついた爪を実際に触ってもらった。
  • クマに注意・・・上の写真は、2017年5月28日、仁別林道で小沼森林インストラクターが撮影した親子グマ。母グマの胸の月の輪がくっきり撮影されている貴重な写真。林道沿いに自生しているフキを食べていたという。子グマは、もう一ヶ月後に子別れしたであろう生後1年5ヶ月の子グマである。
  • 2012年6月20日、同じく小沼さんが撮影したツキノワグマ(秋田市雄和善知鳥)・・・当時の説明によれば、クマは、太さ20cmのソメイヨシノの木に登り枝を折りながら実を食べていた。その際、大量の実がアスファルトの上に落ちた。クマは、木から降りて落下した実を食べていた。クマは、車が接近すると木の陰に隠れたが、車が通り過ぎると、すぐに出てきて食べ始めた。
  • この当時のクマは、車や人を警戒しているのが分かる。そんなクマでも、人慣れ、車慣れしてくると逃げなくなるので危険である。
  • 今年は、小泉潟公園や横手公園、県立中央公園、伊勢堂岱遺跡、大湯環状列石など、人が集まる都市公園や観光スポットにも出没している。さらに、今年4~6月の県内ツキノワグマ目撃件数が424件で、過去最多の昨年の同時期を上回るペースとなっているので、特に注意が必要である。
真竹そうめんセット作り
  • 真竹をノコギリで両サイドの節を残して切る・・・真竹は、モウソウチクに比べて肉厚が薄く、加工しやすい。親や指導者に両端を抑えてもらいながら、ノコギリで焦らずゆっくり・・・押す時ではなく、引く時に切る。
  • 作業風景 
  • ノコギリで切った真竹を指導者に割ってもらう・・・竹を割る専用のナタを使い、真っ二つに割る。
  • 真竹で切ったところは鋭いので、紙やすりなどで丸くする。 
  • 真竹そうめんセットの使い方
    1. 節の黒い汚れの部分を水とかたいブラシなどできれいに落とす。
    2. そうめんを食べる前は、必ず除菌洗剤で洗った後、洗剤をよく洗い流す。
    3. 水やツユが漏れるので、下におしぼりなどを敷く。長い時間、入れたままにしないこと。
    4. そうめん入れは、回転するのでおしぼりの両端を丸めて固定する。
    5. 使い終わったら、水やお湯でブラシ等を使って洗うこと。洗剤に漬け込むと、染みこむので✖。
    6. 竹コップの中に漏れないコップを入れてお花などを飾ることができる。
    7. 今年の夏しか使えない。割れたり、カビが生えたりするので、外で植木鉢などに利用してください。
▲このアリは何というアリ?・・・ムネアカオオアリ
  • ヤマボウシの木に登って遊ぶ 
ロケットラワン飛ばし大会
  • ロケットラワンとは・・・ラワンは、東南アジア産のラワン材の原木として有名ですが、その果実には2~5枚の翼があり、回転しながら落ちてくる。それをヒントに作られたのがロケットラワン。屋外で輪ゴムやパチンコなどを使い、ロケットのように高く打ち上げると、クルクルまわりながら落ちてくる。
  • ロケットラワンのつくり方・・・一円玉くらいのオモリの両側に両面テープを貼る。一枚の羽根の付け根にオモリをつける。もう一枚は、半分ずらしてつける。本物のタネのように、羽根の上から3分の1くらいをなめらかに曲げると完成。 ゴムを使ったパチンコ方式でロケットのように高く飛ばして遊ぶ。 
  • ロケットラワンを飛ばして遊ぶ参加者 
森の工作教室
  • 森の工作教室・・・午後からプラザクリプトン自慢の豊富な森の素材を使って、カブトムシやクワガタ、ライオン、森の妖精など、子どもたちの自由な発想を生かした森の工作教室が行われた。 
  • 豊富な森の素材・・・森は、子どもたちの芸術心をくすぐる素材の宝庫
  • 参考作品(進藤インストラクターの作品)  
  • 森のクラフト作業風景
参加者の作品 
  • 自分の感性をそのまま表現した個性的な作品が完成・・・森の素材を使った作品は、教室の中に飾るのではなく、森の中に飾って撮影すれば、一番映えるような気がする。だから、自分の作品を記念撮影する場合は、家の中ではなく、森の中を背景にして「森の展覧会」風に撮影してみたらいかがだろうか。