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【秋田市下新城中野 秋田県立大学】秋田県立大学「第137回森林科学セミナー」のご案内

2017年07月20日

7月20日(木)16:30~18:00

 演題『知られざる野焼きの世界』
 演者:津田智 (岐阜大学 流域圏科学研究センター)
 場所:秋田県立大学 学部棟Ⅱ 中講義室1(E126教室)

 日本の多くの草本群落は,一般には半自然草原と呼ばれているもので,
その生態系(景観,植生)を維持するためには草刈り・放牧・野焼きなどの人為的な管理(生態系の攪乱)が必要です.
 野焼きとは文字通り草原に火を入れることですが,地域によって呼び方はさまざまで,
寒風山や若草山などでは「山焼き」,渡良瀬遊水地などでは「ヨシ焼き」とも呼ばれています.
 いずれにしても枯れ草を焼くわけですから,植物や生態系が高い温度にさらされたり,
燃焼に伴って二酸化炭素が放出されたりします.これらの特徴は草刈りや放牧には見られない
野焼きだけの特徴です.各地で実施してきた調査結果に基づいた資料を中心に,
野焼きが草原の生態系におよぼす影響について,現在わかっている範囲で紹介したいと思います.

 参加自由:来聴大歓迎です!(事前申し込み不要:参加無料)

 問い合わせ先:秋田県立大学 生物環境科学科 森林科学研究室
 〒010-0195 秋田市下新城中野
 TEL:018-872-1618(坂田) -1608(星崎) -1619(蒔田)
 FAX:018-872-1677
 E-mail:sakata@akita-pu.ac.jp
 http://www.akita-pu.ac.jp/bioresource/dbe/forest/