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【秋田市下新城中野「秋田県立大学」】秋田県立大学「第139回森林科学セミナー」のお知らせ

2017年11月20日

開催日時:平成29年11月20日(月)16:30~18:00

開催場所:秋田県立大学 学部棟Ⅱ 中講義室1(E126教室)

演題『双翅目は送粉しているか?~低地と高地の比較から~

 演者:日下石 碧(筑波大学 生命環境系 保全生態学研究室)

 近年、世界規模で大型のハナバチやミツバチの減少が報告され、作物生産の減少など負の影響が懸念されてる。

 一方で、双翅目(ハナバエやハナアブ)は様々なハビタットで個体数が非常に多く、送粉を考えるうえで無視することができない。

 しかし、ハナバチよりも双翅目昆虫は送粉効率が低いと考えられている。

 双翅目が群集の中でどの程度送粉に寄与しているか明らかでなく、今後大型のハナバチやミツバチなどが減少していく中、

 双翅目がハナバチの代替機能をもつかを評価する必要がある。

 そこで、私たちは、里山地と高山帯の2地点における訪花昆虫相と昆虫体表付着花粉や柱頭付着花粉から双翅目の送粉効率を検証した

 本セミナーでは群集における双翅目の送粉効率やその時に用いた花粉の観う察方法も含め紹介する。