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県民参加の森づくり事業を活用

鳥海山にブナを植える会が今年2回目の育苗作業

秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和7年7月26日(土)ににかほ市象潟字栗剥山地内の同会の圃場において定例のブナの育苗作業が行われました。
  •  30年にも及ぶ会の活動ですが、植栽地が無くなってきたことと会員の高齢化などにより今年は学校関係の植栽以外は、植栽をやめることになりました。それにより苗畑に現在ある苗木を使用することで賄うため、新たな苗木の養成はしないこととなり、苗畑作業も大幅に縮小することになりました。
  •  昨年までは毎月の作業でしたが今年はこれで最後です。私は春の作業の際に他のイベントと重なり参加出来なかったので、苗畑での最初で最後の作業になりました。
  •  ここから観る鳥海山が大好きでしたが、今回は頂上までよく晴れ渡り、最高の姿でした。
  •  昨年の今頃は由利本荘市、にかほ市が大雨の被害に遭い、往復の道路も大混雑していましたが、一転今年は6月から殆ど雨が降っておらず、農作物の管理も大変だそうです。
  •  春先の低温で雪がなかなか溶けなかった鳥海山ですが、雪渓も随分減り、七高山、新山もはっきり見え、すっかり夏山シーズンになりました。
  •  今回は特に会報以外の連絡は無かったようですが、いつものメンバーが揃いました。ただ、女性陣は猛暑もあるのか斎藤さんだけでした。
  •  皆さん揃ったところで繁野さんから今日の段取りの説明があります。須田会長を始め、今野さんや青木さん、斎藤さんなどの機械化部隊が前日も草刈りを実施したそうなので、フェンスに絡んだツル類の除去、ブナの下枝伐りなどを中心に行うことにします。とにかく暑いので無理しないで水分を摂ることが指示されました。
  •  フェンスの外回りは斎藤さんが歩けるように刈り払っています。昨年あれだけキレイにしたのでにクズの繁殖力はすごいものがあります。「根っこの方を伐れば枯れるから」と言われてもフェンスがクズで覆われていると腹が立つので徹底的に除去したくなります!
  •  繁野さんは剪定ばさみで、ブナの下枝を伐っています。混み合うと病害虫の発生に繫がります。
  •  ご高齢(失礼ですが)の松本副会長、久しぶりの竹内さんも頑張っています。この会の皆さんは本当によく働きます!
  •  苗圃のブナ苗ですが、かなり大きくなりました。これ以上大きくなると植栽時の堀上げも大変になります。 機械化部隊の皆さんのお陰で雑草もあまり目立ちません。
  •  休憩時間ですが、和気あいあいと世間話からご近所の話しなど笑い声が絶えません。今回はもぐもぐタイムはありませんでしたが、楽しい時間です!
  •  会長から、苗畑の隣に蜂が集まる樹を植えたが、今花時で沢山の昆虫が集まっている、外国の樹だが名前が出てこない、とのことで見に行きました。
  •  見に行くと確かに色んな昆虫が蜜を求めてぶんぶん飛んでいます。電波状態が良くないのでその場で検索出来ませんでしたが、後で調べるとビービーツリーと呼ばれるゴシュユという樹でした。中国や朝鮮に生えている樹ですが、5年通っていますが初めて見ました(気がつきました)。
  •  須田会長は、ニホンミツバチが家の近くに来なくなったので巣箱をここに持ってくると言ってました。
  •  ところで苗木を山に持って行った跡に、あちこちに野菜が植えられていました。サツマイモ、ジャガイモ、ニンジン、インゲンなどですがあまりの小雨でジャガイモは大きくならなかったそうです。。
  •  休憩後も作業は続きます。私はかなりの汗かきなので滝のように汗が出て、かなり疲れました。
  •  それにしても皆さんお元気で・・・。
  •  フェンスも見違えるようにすっきりしました。
  •  最後に本荘駅前の市場を管理している繁野さんから、ABS放送で市場が取材されたので是非観てください、と話しがあり日曜夕方に拝見しました、おもしろい内容でお得情報満載でした。
  •  秋の育林の日まで皆さんとはお別れです、作業回数が減ってちょっと寂しいです。
  •  大坂の和田さんから缶バッジが送られてきたとのことで参加者に配られました、和田さんいつもありがとうございます!
  •  鳥海山にブナを植える会の30周年記念誌が発行されました。地元新聞にも掲載されましたが、244pの大冊です。会の歴史や活動の経緯などが分かる貴重な本です、是非ご一読ください。