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県民参加の森づくり事業を活用

鳥海山にブナを植える会が2回目の育林の日を開催

秋田県森林ボランティア団体 鳥海山にブナを植える会
  •  令和7年10月18日(土)に、にかほ市象潟町本郷地区ブナ植栽地(鳥海山2合目の旧観光クリ園)において、鳥海山にブナを植える会の2回目の育林の日が開催されました。
  •  当日は、午後から雨の天気予報でどんよりと曇った空でしたが、幸い作業中は雨が降りませんでした。最近急に冷え込んできたのですが、作業するのにはちょうど良い気候になりました。今回も大阪府在住の和田さんが長駆バイクで駆けつけ、カステラと缶バッジをお土産に怪獣バージョンでTDKの皆さんにもユーモアとサービスたっぷりで皆さんを励ましてくれました。
  •  私が会員になってからはお馴染みの皆さんです。この日は笑い声の絶えない和気あいあいの作業でした。 今回は、常連の相馬さん、竹内さんが参加されてホットしました。
  •  高速インターを下りて、ブルーラインを車で行くと2合目のカーブ周辺から入り、200mほど行くと現地になります。会場奧には新しく購入したトイレも設置され女性も安心して参加できます。
  •  早めに行ったつもりでしたが、既に皆さん準備万端でした。
  •  元観光クリ園ということでクリの様子を見ましたが、かなりの豊作でものすごい数のイガが落ちていましたが、ただクリは殆どなく、見つけると皮だけで中身はクマに食べられていました。
  •  奧のクリの木の下には、大きな糞もありました。
  •  周囲のクリを見るとそこら中クマだなだらけで、一体何頭のクマがいるのか?ブナやドングリ、クルミ、山ブドウは凶作と言われていますが、クリは豊作なのでクマはクリを目当てにしています。 
  •  里のクリや柿を食べに山を下りてきたクマが、農作物や残滓を見つけ居着いてしまうのもしょうがないかも。ちなみに渋柿でもクマは食べるということで県内そこら中に放置されている柿の実をみるとクマを呼び込んでいるようにしか見えません。 
  •  見回っているときに小泉さんが、「ほら野球のボールだ!」と置いていきました。どうやらオニフスベ(キノコ)のようです、確かにクマが野球をしていたかもしれません。
  •  齋藤副会長の司会で、開会式が始まり、須田会長のあいさつと和田さんが紹介されました。山形県鶴岡市からは渡邉さんも駆けつけてくれました。 
  •  受付で名前と住所を書くと大阪の和田さんがはるばるバイクに乗って持って来てくれたカステラと缶バッジを貰います。
  •  怪しい?着替えをしているのは?いつもの通り和田テラノが走り回っています。ご本人は見ての通りの伊達男です!
  •  そうこうしている内に隣のブロックに植樹するTDKの皆さんがやってきました。大型バス2台で入れ替えで植樹するということで、合わせると100人近い方が参加されているようでした。
  •  苗木は取り寄せたようで根張りのしっかりした苗を用意していました、道具もなかなか立派です。
  •  今回の作業は、枯れた苗の植え替えです。枯れた苗の杭にはピンクのテープが巻かれているので苗を抜いて新たな苗に植え換えます。
  •  ちなみにこの4枚の写真は7月の作業の際の枯れた苗木です。昨年の葉が沢山付いたまま枯れたもの、今年の芽が膨らみつつ枯れたものなどいろいろな形態がありました。
  •  枯れた苗を抜くと殆ど新根が出た形跡がありません。私の推測では苗畑に長年植えていた苗が大きくなり、根張りが大きくなったので堀り上げた際に根の先をかなりカットしたため、地上部と地下のバランスが崩れ、植栽後の芽出しのエネルギーと水分が不足したので、芽が展開する前に枯れた。
  •  葉が出ても根の水分吸収が困難なため、蒸散に見合うだけの水分吸収が無くて枯れた。 とみていますがいかがでしょうか?
  •  今日は下刈り作業は無いので、いつもの機械化部隊の皆さんは人間起重機となって穴を掘り苗を植えていきます。決して若いとは言えない皆さんですがパワーは若者並みです!
  •  一方こちらは隣のTDKの皆さんですが、人の数と若さでどんどん植栽していきます。一時期人がいなくなったと思ったら次のバスでまた来た方達が頑張っていました。
  •  クマの心配もあるので、作業が終わるとTDKの皆さんは早々に引き上げていきました。
  •  こちらのグループも負けじと頑張ります。秋田市の伊藤さん御夫婦、久しぶりの竹内さんも、女性陣も力一杯です!
 
  •  天気が悪くなるため皆さん頑張ったので、思ったより早く作業が終わりました。恒例のもぐもぐタイムは伊藤さんがサワモタシの味噌汁と天然マイタケの炊き込みご飯を振る舞って頂いたのでありがたくちょうだいしました。
  •  亀屋の佐々木さんが準備した暖かい飲物とお菓子もいただき、話しが弾みます。
  •  最後に須田会長の「ご苦労様でした!」の一言のあいさつがあり終了しました。
  •  次は来年の総会になりますが、皆さんお元気で!
  •  和田さんは、そのまま大阪に帰られたようで、無事帰還のメールが会長から会員に転送されてきました。