本文へスキップ

県民参加の森づくり事業を活用

米代川源流自然の会が第19回 上沼の森 植樹会

秋田県森林ボランティア団体 米代川源流自然の会
  •  令和7年10月4日(土)に鹿角市花輪越の上沼牧野跡地において、米代川源流自然の会が植樹会を開催しました。かつては市営牧場として鹿角短角牛生産のための放牧が行われていましたが、現在は草地状態になっておりここに平成12年から同会が広葉樹の植栽を進めています。
  •  下界はまだ暑い日が続いていますが、標高900m近い所ですのですっかり秋を感じさせるさわやかな風が吹いていました、また山々と鹿角の街並みが美しく臨めて気持ちの良い日でした。
  •  先週の十和田大湯の植樹祭ではあいにく雨でしたが、この日は素晴らしい天気でした。毎年ここに来ていますが、何故か毎回晴天です。  
  •  地元の森林に関係する様々な団体も参加して、多くの方が集まりました。記念写真を撮るカメラマンが多くて、写真には少なく見えますが、実際はかなりの人数です。
  •  10月2日に鹿角市で3件のクマの人身事故があったので、この日は地元の鹿角北猟友会で事前に見回ったそうです。
  •  鹿角地域振興局からは木村チームリーダー、畠山副主幹が参加しました。鹿角地域振興局森づくり課は森林ボランティアの現場に必ず参加されており現場の方とも顔見知りです。
  •  植栽地の周囲にはダケカンバが生えており、標高の高さが分かります。
  •  あちこちに税事業ののぼりを立てて頂き、PRしてくれています、ありがとうございます!
  •  開会式が始まりました。司会は市の職員でもある木村さんです。昨年から事務局を担当することになったそうですが、平日は勤務で忙しく連絡調整が大変だそうです。子育ても最盛期ということですが、頑張ってください!
  •  始めに宮野会長から「源流自然の会」では、地域のトゲウオやホタルの保全運動も行っている。鹿角には緑の回廊もあり、野生動物の保護にも役立っている。地域の水資源の涵養や土砂崩落防止に貢献したいということで本会創立以来各機関と協議を重ねて植樹を進め19,000本近く植栽してきた」とあいさつがありました。
  •  鹿角地域振興局の木村リーダー、米代東部森林管理署の森林指導管理官、鹿角市北方農地林務課長、の各来賓から森林の大切さや植樹の意義などが語られました。
  •  協力参加各団体の紹介もおこなわれ、当サポートセンターもご紹介いただきました。
  •  鹿角森林組合の職員さんから苗木の植栽方法の説明がありました。根鉢が土に密着するよう強めに苗木の周囲を踏んで欲しい、とのことでした。
  •  植栽する苗木は、ブナ、ミズナラ、ナナカマド、オオヤマザクラなどの広葉樹900本で、コンテナ苗でした。植え穴も小さくて良く楽に作業できます。広葉樹のコンテナ苗は珍しいです。地元の種苗業者の黒沢さんが生産しているそうでご本人も参加されていました。
  •  いよいよ植樹開始です。老若男女様々な参加者が植え付けをします。小さい子は親御さんや大人が手伝います。
  •  振興局の畠山さんも一生懸命に植えていました。
  •  無事植樹が終了しました。子ども達と一緒に記念標柱を建てています。
  •  最後に記念写真です!苗木が元気で大きくなりますように!
  •  上沼牧野は広大な牧場跡地で鹿角市の植樹祭もここで行われているそうです。早く昔のような森林に復元されるといいですね。