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県民参加の森づくり事業を活用

 ブナの森ふれあい伝承館で木育教室

秋田県森林ボランティア団体 富根地区協議会
  •  令和7年11月9日(日)に能代市二ツ井町飛根地区の「ブナの森ふれあい伝承館」において木育イベントが開催されました。
  •   富根地区協議会とは、財産区のような組織で上水道の管理も行っており、地域の活性化のために昨年から税事業を始めたそうです。
  •  上は、イベント終了後に参加者がそれぞれの作成した木工品を手に記念写真です。もっと沢山の方がいましたが、写真嫌いなのか半分くらいの人です。
  •  下は、ふれあい伝承館の内部でふんだんに木材が利用され落ち着いた雰囲気です。
  •  日沿道を二ツ井で下りて左折し、JR富根駅付近で国道7号線から入り込んだところに立派な木造の建物があります。
  •   正面にある看板は推定250年のカツラの埋もれ木、愛称のしらかみパークは推定200年のセンノキで造られており、地元の意気込みを感じます。建物には旧二ツ井町の役場が解体された時の木材も再利用されているそうです。
  •  入口を入ってすぐ左手に、十文字の農民彫刻家の皆川嘉左エ門さんが作成した木像が眼光鋭く構えています。
  •   受付で名前を確認し、どのコーナーから始めるか決めます。
  •  事務局の菊地さんの司会で始めの会が始まり、工藤副会長があいさつします。「クマで県内各地どこも大変なことになっているが、この施設は入口は手動だし、クマスプレー等も持って来ているので安心してください」とユーモアたっぷりです。
  •  と思ったらクマがいました! 剥製ですが、迫力があります。
  •  クマスプレーと獣よけ線香、パワー森林香が本当に置いてありました!
  •  スタッフ、役員が紹介され、森の博物館担当講師の白神コミュニケーションの三浦さんからもあいさつがありました。 普段は登山ガイドをされているそうで、山や森に詳しい方です。
  •  森の美術館では、三浦さんから白神山地やブナの話しを聞きます。その後自分で気に入った入れ物を選び、コケや木の実、乾燥花、樹の葉などから入れ物に合うような材料を並べてみます。
  •  三浦さん曰く、ぎっしり詰めるのではなく、隙間を空けるのがコツです。例えば額に写真を入れるのをイメージして額の部分だけに実を貼るのもOKで~す。
  •  材料を選んだら、グルーガンで固定していきます。それぞれが思い思いに作りますが、三浦さんはマイク片手に誉め上手なので皆さん楽しそうです。
  •  合間にクロモジ茶をご馳走になりスッキリして作ります、なお材料は三浦さんが全て調達していますが、今年は実物が無くて苦労したそうです。
  •  出来上がった作品は、テーブルの上において他の人の作品と比べます。
  •  こちらは2段ラックのコーナーです。最初のほぞ合わせは難しいのでスタッフが手伝ってくれますが、あとは釘穴に釘を入れ、金づちで打ちます。釘打ちはストレス解消に有効です。
  •  子供さんはなかなか金づちを使う機会がありませんが、こういうのは良い経験です!
  • こちらは組木コースターのコーナーです。部品が細かいので組立が思ったより難しいです。色の付いた部品をどこに配置するのかは自由ですが、皆さん殆ど違う模様になり個性が出てきます。
  •  マグネットorピンバッジコーナーでは、木片に色づけして好きなバッジを作ります。
  •  最後に記念写真を撮って解散しましたが、皆さん満足気でした。
  •  工藤さんに木製品の手配はどうしているのですか?と尋ねたら事務局の菊地さんが手配しているそうです。そこで菊地さんに聞くといろいろ調べて相手先にお願いしている、ということですが、地域の人のためだそうです。
  •  ちなみに菊地さんはふれあい館で働いているとのことです、ピンバッジで素敵な色づけしている若い女性(高校生?)がいるので参考にしましたが、菊地さんの娘さんでした。
  •  地域の子ども達はこうした思い出はいつまでも記憶に残ると思います。いつか大きくなったら県外に出ても良いけど故郷に戻って来てください。秋田は良いところだよ!