県民参加の森林づくり事業を活用 |
八乙女山を守る会が中仙小学校6年生と自然学習を実施
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秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会 |
- 令和7年5月23日(金)に大仙市長野地区の八乙女山を守る会が地元の中仙小学校の6年生24人と八乙女山で自然観察会を実施しました。当初は8日の予定でしたが、天気や運動会の都合で23日に順延されました。今年は雨続きでなかなか晴れる日がありませんがやっと天気になりました。
- 9日には斉内川のサクラ並木で中仙中学校1年の生徒と施肥体験をしましたが、地元の子ども達と密着した活動は将来の地域を支える上でも大変重要だと思います。
- 中仙小学校では5年生で八乙女山のサクラの歴史を学び、6年生になって植生を学び施肥も体験し、中仙中学1年生で他の小学校から来た生徒と再び施肥を体験、中学2年生でサクラの枝きりやツル伐りを体験します。こうした一連の学習により、ここで育った生徒達は郷土とサクラを愛するようになります。
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- 本日のメンバー、24名の中仙小学校6年生のうち女子と男子が半々です。
- 教頭先生が学校から税事業ののぼりを頂上まで持って来てPRしてくれています、ありがとうございます!
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- 8時半過ぎには、麓にある交流センターの駐車場に生徒を乗せたバスが来ていました。山の駐車場までは道が狭いので10分ほど歩いて登ります。生徒がやってきました。
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- 山上の駐車場では会員が打合せ中です。皆川さんの司会で始めの会が始まります。
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- 熊谷会長から、八乙女山にどんな植物が生えているのか観察するとともに、セイヨウタンポポがはびこってニホンタンポポが追いやられている実情を学習して欲しい。ニホンタンポポは別株の雄雌が揃っていて昆虫が媒介しないと受粉しないが、セイヨウタンポポは一株でも種ができて繁殖力が強い。元来の植生に悪影響があるのでできれば退治したい、とのお話しがありました。
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- タンポポの見分け方等は、下の守る会の資料をご覧ください。
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- 今回守る会で作成した資料です、生徒さん達に配り、各班に分かれて現地で実物を見ながら説明します。現在咲いている花なので、エンレイソウなどは花が終わっているため、昨年より2種類減っていますが、うまく探せるかな?
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- 生徒を5班に分け、それぞれに会員の、熊谷会長、相模さん、両佐藤さん、戸嶋さんの5人がリーダーとして紹介され、班に付きます。
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- 私は熊谷会長の1班について歩きます。早速ニホンタンポポがあり会長が特徴を説明します。
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- タニウツギがあります、中仙地域ではイワシバナというそうです。この花が咲き出すと根曲がりタケノコのシーズンになるといわれています。
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- レンゲツツジは終わりかけで花が地上に敷き詰められている。花には毒があるので注意です。
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- 会長の話を聞きながら資料と見比べて花を確認していきます。気づいた点はノートにメモします。天気も良くて久しぶりに気持ちの良い気候になりました。
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- この日はウマノアシガタがあちこちに大量に咲いていました。サクラの樹の斜面にはキリも鮮やかな青色の花を咲かせています。
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- ハルジオンやカキドオシなどのお馴染みの花も咲いています。
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- クサノオウ、キケマンソウも終わりかけでしたが間に合いました。
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- 玉川と仙北平野、田んぼに水が張られて一面が湖のようです。右は斉内川と玉川の合流点、美しい郷土です!
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- 青色が鮮やかなホタルカズラと山頂付近のウマノアシガタの群生地です。
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- 各班とも植物を探し終え、終わりの会では代表から感謝の言葉が述べられました。
- 税事業ののぼりも教頭先生が山頂まで持って来られました、皆さん無事帰還しました。
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- 最後にタンポポの綿帽子、左がニホンタンポポ、右がセイヨウタンポポです。セイヨウタンポポは薄っぺらい感じですが、ニホンタンポポは濃厚さを感じます。
- 会長は、八乙女山からセイヨウタンポポを駆逐するのが夢だけど相当な手間暇がかかるなあとため息をついていました。
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