本文へスキップ

県民参加の森林づくり事業を活用

八乙女山を守る会が一般市民を募集して施肥を実施

秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和7年6月22日(日)に大仙市中仙八乙女山公園において、八乙女山を守る会が市民ボランティアを公募し、施肥を実施しました。
  •  当日は、蒸し暑い天気でしたが、雨も降らずにすみました。今年も今のところ取材の際に雨に当たることもなくきています。このまま続けば良いのですが。
  •  中総体が重なり、八乙女球場でも野球の試合が行われており、集合場所の八乙女交流センター駐車場に行く車が沢山いるので活動の参加者かと思いましたが野球の関係者でした。
  •  今回はいろいろな行事が重なったそうで昨年はスポ小の参加者もいましたが、会員主体の活動となりました。それでもクマの見張り役の秋田犬のレオン君(4歳)も加わり賑やかになりました。
  •  開会式で熊谷会長があいさつして、それぞれが山に駐車場に向かいます。 昨年は女子の秋田犬だったので2頭飼育しているのかな?キレイなワンちゃんですが、風呂に入れてシャンプーしているそうです。
  •  山の駐車場では、施肥の3種の神器のグリーンパイル、バール、木槌、を揃えます。人数は少なめですが5班に道具を分けます。皆川さんから施肥のやり方と場所が説明されましたが、グリーンパイルを打つ場所やその効果などは身内なので皆さん了解済みです。
  •  昨夜の雨で斜面は足下が滑るのでなるべく平らなところで作業するようにと、レオン君も話しを聞いています。1班に50本のグリーンパイルを配布し、サクラ1本につき5本ということで1班10本のサクラが目安です。
  •  レオン君と一緒に来た家族連れは子供さんが頑張って穴を開けたり、グリーンパイルを打ち付け、お父さんが指示していました。レオン君は辺りを警戒しています、それにしても大人しい犬で一度も吠えませんでした。
  •  他の班の様子を撮るために歩道を歩くとそこら中にアジサイが咲いています。盛りはもう少しですが、青色が緑の中で映えます。季節はいつの間にかもうすぐ夏です。
  •  東屋付近では2班が一緒に作業しています。 会長もいつもながら全力投球で働いています。
  •  皆さん施肥については小中学生とも作業している大ベテランなのでどんどん作業が進みます。中には合いの手を入れて歌いながら息ぴったりで作業している方もいます。
  •  東屋の広場では中仙小学校が試験的に植えた3種のサクラがあり、ジンダイアケボノ、コマツオトメ、ヨウコウが大きく育っています。ジンダイアケボノは国際教養大学でも5年ほど前に植えられ、大きく育ってピンクの花が咲いています。
  •  ソメイヨシノが病害虫に弱いため、他の品種への植え替えが全国的に進んでいます。八乙女のサクラもかなり高齢化しているので今後は植え替えも検討課題です。
  •  こちらの班では皆川さんの奥さんも健闘中です。
  •  こちらは皆川さんの班ですが、二人の作業なので大変です。通常はバールで穴を開ける人、グリーンパイルを入れる人、木槌で打つ人の3人が一組ですが、皆川さんは肥料を持ちながら木槌で打ち付けるのでハアハアいってました。病み上がりなので無理しないでください。
  •  山の駐車場に戻ってくると、レオン君の家族連れから草むらの様子が変だと声が上がりました。見に行くと草むらの周囲が掘り返されマムシグサの根がかじられていました。
  •  ネットで調べるとツキノワグマは毒のあるマムシグサを食べるそうなので、これはどうみてもクマの仕業と思われますが?
  •  最後に作業後の記念写真を撮り解散しました。いつも税事業ののぼりでPRをありがとうございます。最初の集合写真からいなくなった方もいますが、細かいことは気にしない!レオン君も元気でね!
  •  今後の活動の打合せがありましたが、黒坂さんからこの駐車場にあるサクラには思川(オモイガワ)という品種があり、5枚の花びらと10枚の花びらの花が混じって咲くそうですごくキレイだそうです。
  •  下の広場にも珍しい品種があるそうで、来年の花時には観察しようと思います。秋田市の太平川が内水氾濫を起こしたため、川の断面を大きくするため堤防にあるサクラを伐るということで、しょうが無いねとおっしゃってました。いつも勉強になります、ありがとうございます。