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県民参加の森づくり事業を活用

八乙女山を守る会が中仙小学校6年生とサクラの勉強会

秋田県森林ボランティア団体 八乙女山を守る会
  •  令和7年4月28日(月)に八乙女山を守る会が、中仙小学校6年生と一緒に八乙女山のサクラ鑑賞会を実施しました。ちょうどサクラ祭り開催中でひっきりなしにお客さんが訪れており、夜の照明を灯すため電球が巡らされていました。
  •  八乙女山を守る会は、地元の中仙小学校、中仙中学校と連携して様々な取組をしています。
  •  今回は、八乙女山のサクラとともに先輩達が植えたサクラの状況を確認します。
  •  今回は、小学生24人と教頭先生を始めとした先生が一緒です。
  •  上2枚は、公園前のサクラ並木です、満開で見事です。下2枚は八乙女山の上の駐車場ですが、こちらも満開、生徒達が下から登ってきました。
  •  サクラの下で、始めの会が始まります。今回の司会は皆川さん、熊谷会長、佐藤さん、戸嶋さんの4人体制でガイドします。ちなみに戸嶋さんは元中仙小学校の校長先生です。
  •  会が始まる前に、佐藤さんが持って来た高枝切りハサミでサクラのテングス病を除去します。
  •  昨年樹木医の黒坂さんからテングス病は胞子で増えるのでなかなか除去できないと教わりましたが、湿っけのあるところは広がりやすいそうです。
  •  会長からは、守る会がサクラと関わって来た経緯や大きくなっても自分達が手入れをしたサクラを観に来て欲しいとのあいさつがありました。
  •  八乙女球場側の北斜面は花付きがいまいちですが、東屋まで来ると良い花が咲いています。
  •  モミジイチゴやキケマンソウが咲いていて、熊谷会長が生徒達に教えています。
  •  左は斉内川と玉川の合流点、最初はこの位置関係がよく分かりませんでした。右は仙北平野を臨んでいます。
  •  現在、サクラの代表種であったソメイヨシノはテングス病に弱いため基本的に新たに植えられないため、守る会と小学校では、ジンダイアケボノ、陽光、コマツオトメの3種類を後継種として試植しています。ジンダイアケボノは数本あり花が咲いていますが、他の種類はもう少し時間がかかりそうです。
  •  皆川さんからはできるだけ大きな苗木を植えて保育の手間を省いて早く花を観るようにしたいが県の要領だと難しいので改正して欲しいとの意見がありました。
  •  守る会も、皆川さんが入院したり、他の会員も療養中の人がおり、高齢化により会員の確保も困難になってきました。
  •  グルッと園内を回って山頂を目指します。途中には枕状溶岩があり、春先だとよく見えます。
  •  山頂では、土地改良区の記念碑の説明を聞いたり、小山に登ったりとそれぞれが観察記録していました。
  •  終わりの会では先輩達の植えたサクラを観て勉強になったという感想が述べられ無事解散しました。
  •  解散後園内を回りサクラを鑑賞しました、手入れが良いと良い花が咲きます。
  •  続いて、守る会が手入れしている道の駅なかせんの裏を流れる斉内川沿いのサクラです、こちらも見事に満開でした!
  •  最後は、お隣角館の妙徳寺の3本サクラですが、遠方から観ると3本で1本に見えます。ちょっと過ぎ加減でしたが間に合いました。
  •  皆さんもサクラ巡りはいかがでしょうか、でもなかなか開花のタイミングを図るのが難しいですね。