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森の学校2025 クリプトンの森のスノーシュートレッキング

  •  2026年2月7日(土)、森の学校「クリプトンの森のスノーシュートレッキング」が秋田県森林学習交流館・クリプトンの森を会場に開催された。一般参加者等22名が参加。今冬は、雪下ろし中の転落などで死者が既に12人に及ぶほど大雪が続き、一端緩んだものの、開催当日から再び大寒波が襲来し、朝から厳しい寒さと大雪に見舞われていた。動物の足跡を探すのは難しいと思われたが、スノーシューを履いて歩き始めると、幸運にも好天に恵まれた。予定通り、クリプトンの森の冬芽観察と雪の上に残った動物の足跡を探しながらスノーシュートレッキングを楽しんだ。
  • 共催 秋田県森の案内人協議会、秋田県森林学習館指定管理者
  • 協賛 (公社)秋田県緑化推進委員会
  • 講師・・・森の案内人の皆さん 
  • 雪の上を楽に歩くための雪上歩行具の一つ「スノーシュー(西洋式かんじき)」を履く。 
  • 雪の上に動物の足跡発見!
  • アニマルトラッキングとは・・・上の写真は、冬眠明けのツキノワグマがエサを求めて歩いた足跡である。このように野生動物の足跡や、糞、食痕といったフィールドサインを追跡し、その動物の種類や行動、生態を読み解く活動のことを「アニマルトラッキング」という。
  • トウホクノウサギの足跡
  • トウホクノウサギの足跡の見分け方・・・ジャンプして前進するため、小さな足跡二つが縦に並び、大きな後ろ足二つは横に並んでいるのが特徴。前足が小さく、後ろ足が極めて大きい。冬は、小枝や樹皮の皮、新芽を食べる。
  • トチノキの冬芽・・・冬芽にネバネバした樹脂をくっつけて、冬の寒さ・乾燥・虫害を防いでいる。 
  • アカマツの葉・・・クロマツの葉先に触ると痛いが、アカマツの葉はクロマツより柔らかくて細いから葉先を握っても痛くない。 
  • ヤマハギの実・・・黒褐色の小さな豆果で、1つのサヤに1つの種子が入っている。冬でも豆果が枝に残るので、野鳥のエサになる。 
  • イラガが脱出したマユ穴・・・イラガの羽化は、マユの上部にあらかじめ切り口がつくられていて、中から押し上げて開け、羽化する。羽化した後のイラガのマユ穴は、至る所の幹や枝に残っている。 
  • 休憩
  • 可愛い雪玉・・・参加者が秘密兵器「雪玉製造機」を取り出した。何と雪を挟むだけで可愛い形の雪玉が簡単にできる。それを次々に造っては並べた。その可愛らしい雪玉に感嘆の声が上がった。「雪玉製造機」は、様々な形のバリエーションがあるので、子どもから大人まで雪を楽しむには素晴らしいアイテムだと感心させられた。 
  • オニグルミの冬芽・・・冬になって、葉が落ちたあとを「葉痕」という。大きな葉ほど、葉痕も大きく、いろいろな形に見える。オニグルミは、「羊」、「猿」、「ピエロ」等々のユニークな動物の顔に見えるのが特徴。
  • コブシの冬芽・・・花芽は大きく、長い毛がある。葉芽は花芽にぴったり寄り添っている。
  • 樹木見本園をゆく
  • ニホンリスの足跡
  • ニホンリスの足跡の見分け方・・・雪上では、「4つ1組」で現れるのが特徴。基本は「前足・前足・後足・後足」の順で着地し、大きい後ろ足が小さい前足を追い越すため、逆台形の独特な足跡を残す。
  • 上右写真:コウヤマキ
  • サルスベリの幹と実
  • ハクモクレンの冬芽・・・柔らかい毛に覆われている。 
  • ユリノキの実・・・落葉した後、冬の訪れとともに少しずつ開いて種子を散布し始める。散布期間は長く、冬の間中、枝に枯れた集合果が残っている様子が観察できる。
  • ヤマガラ・・・背と腹が赤茶色をしているのが特徴。エゴノキなどの樹木の実を樹皮の隙間や土の中などに隠して貯食する習性があり、樹木の種子散布に大きく貢献している。年間を通してツガイで生活し、一定の行動圏からほとんど移動しない。冬は、シジュウカラやメジロ、コゲラ、エナガなどと混群を形成する。
  • ホンドキツネの足跡
  • ホンドキツネの足跡の見分け方・・・前足の跡に後ろ足を重ねるため、まるで1本の線の上を歩いたように一直線に並ぶのが特徴。食性は肉食傾向が強い雑食性で、ネズミやウサギ、鳥類、昆虫を主食にしている。 
参 考 文 献
  • 「アニマルトラッキング」(外川英樹監修、地球丸)