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森の学校2026 森と木の生活塾

  •  2026年7月25日(土)、「森の学校2026 森と木の生活塾」が、秋田県森林学習交流館プラザクリプトンを会場に開催された。一般参加者等83名が参加。連日の猛暑と悪天候の予報が出ていたので、快適な室内をメイン会場に変更して、森の紙芝居、木工体験・竹とんぼ飛ばし、モルック体験、森の恵み実演、アウトドア用品展示、ネイチャーゲーム、森の散策、森のクラフト(いずれも全て無料)など多彩な催しが行われた。
  • 共催/秋田県森の案内人協議会、秋田県森林学習交流館指定管理者
  • 協賛/(一社)秋田県森と水の協会、(公社)秋田県緑化推進委員会
  • 「森と木の生活塾」オープニング:アルプスホルン演奏 
  • 子どもたちが難しいアルプスホルンに挑戦・・・アルプスホルンは、筒の長い楽器で、指で押さえる穴のようなものはついていない。唇の振動と息の調節だけで音を奏でることから、大人でも音を出すのが難しい。それだけに子どもたちが大きな音を出すと、拍手が巻き起こった。 
  • 森の紙芝居・・・「ジャックと豆の木」、「森はみんなのたからもの」 
  • エプロンシアター・・・「ジャックと豆の木」は、舞台に見立てた胸あて式エプロンに物語の背景とマジックテープを縫いつけ、演じ手がポケットから人形を取り出してエプロンに貼り付けながら物語を演じるエプロンシアターの手法で行われた。 
  • 森の紙芝居①「ジャックと豆の木」・・・少年ジャックは、牛を「魔法の豆」と交換する。母親が怒って豆を捨てると、翌朝天まで届く巨大な木に成長する。その豆の木に登ったジャックは、雲の上にある人食い巨人の屋敷にたどり着き、その財宝(金貨、金の卵を産むニワトリ、歌うハープ)を盗み出す。怒った巨人に追いかけられながら地上に降りたジャックは、斧で豆の木を切り倒して巨人を退治し、金持ちになって母親と幸せに暮らしたというイギリスの昔話。 
  • 森の紙芝居②「森はみんなのたからもの」・・・小学生の主人公が森の妖精エココと出会い、森林整備から木材利用の大切さ、山と海の関係などを楽しく学ぶことができるストーリー。 
  • 木工体験・・・道具の使い方を学び、木を使って小物や家具などの工作を楽しむ。
  • 自分の作品は、持ち帰ることができる。
  • 竹トンボ・・・日本の伝統的な竹製おもちゃ。飛ばし方のコツは、軸を両手のひらで強く、素早くもみ回すことで回転数をできるだけ上げると、高く飛ばすことができる。
  • モルック体験・・・フィンランドの伝統的なゲームを元に、1996年にフィンランドで開発されたスポーツ。木製の投げる棒をモルックという。3~4m離れたところに12本のスキットルを並べる。チームが交互にモルックを投げてスキットルを倒すゲーム。
  • 投げる棒のモルックは白樺で作られている。下手投げで行うのが基本。 
  • 得点の数え方・・・スキットルが2本以上倒れたら、倒れた本数。1本だけ倒れたら、倒れたスキットルに書かれた数。 
  • ゲームの勝敗・・・最初にちょうど50点になったチームが勝ち。オーバーすると、25点に戻される。開始20分になったら、その回で終了、50点に近いチームの勝ち。 
  • 森の恵み・・・ミズ(ウワバミソウ)、ワラビ、マタタビ、オニグルミ、ミツバアケビなど 
  • 浮沈子(ふちんし)・・・容器を押したり離したりすることで、中の物体が沈んだり浮いたりする科学おもちゃ。ペットボトルを押して加圧すると、浮力が小さくなるとともに下に沈んでいく。加圧をやめると、元の状態に戻り浮いていく。浮沈子は、パスカルの原理とアルキメデスの原理を体験する定番の理科実験として知られている。 
  • 奈良時代のボードゲーム・・・奈良時代の遺跡から出土した遺物の調査研究によって復元された1300年前のボードゲームで、「かりうち」と呼ばれている。かりうちは、1対1で対戦するゲームで、4本のかりを交互に投げ、出た目の数に従い手持ちのコマを1つずつ進め、先に4つのコマ全てをあがらせた人が勝ちになる、双六に似たゲーム。 
  • クロモジ茶・・・古くからマタギは、胃腸が弱っている時にクロモジの木の枝葉を煎じて飲んでいた。そんなマタギの里阿仁では、クロモジを細かく刻んで天日干ししたクロモジ茶が販売されている 
  • ドクダミ「虫よけスプレー」・・・ドクダミは、ゲンノショウコやセンブリなどと並び有名な薬草の一つ。そのドクダミをウォッカやホワイトリカーなど度数35度以上のアルコールに漬けると「虫よけスプレー」として使うことができるという。 
  • 色々な木の実が入ったペットボトル・・・それを両手に持って振ると、思わず踊りたくなるような音を奏でる。その音の違いを観察。
  • サワガニ・・・川の上流や渓流のきれいな沢に生息する日本固有種のカニ。子どもたちは、こうした動く生き物に大きな関心を示す。
  • 森の案内人が撮影した写真展示・・・ブナ帯に生息する生き物や食用きのこの写真。上左からツキノワグマ、ニホンカモシカ、ミヤマカラスアゲハ、ヤマカガシ、ミズナラの木に生えるマイタケ・キツブナラタケ、ブナなどの倒木に生えるナメコ、アカマツの根に共生するマツタケ。
  • 森のクラフト(クリプトン視聴覚室)・・・木の実やドライフラワー、色づいた葉っぱ、木の枝、竹、貝など、自然の豊富な素材を使って森のクラフトづくりを楽しんだ。
  • 「森の喫茶 菅ちゃん」(アウトドア用品展示)・・・アウトドアの基本から至福のコーヒーを飲む方法まで幅広く伝授。
  • トゥルーパルス・レーザー距離計・・・木までの距離をレーザーで測定する装置と角度を測る装置を組み合わせ、内蔵している計算機で木の高さを自動計算して表示することができる。だから、子どもでも簡単にスギの高さを測ることができる。
  • ネイチャーゲーム「カモフラージュ」・・・生きものたちは、敵から身を守るために、まわりに同化する色(保護色)になったり、色や形を周囲の他のものに似せたりして、カモフラージュしている。それを見つけることのできる観察力を養うことができるゲーム。
  • ロープを張り、その内側に自然の中では絶対にない人工物を目立たないようにセットしてある。参加者は、お互いに話をせずに人工物を探し、その数を数え、終点にいる指導者にこっそり耳打ちをする。間違うと、もう一度、スタート地点に戻って再挑戦する。
  • 森の散策・・・森と木の生活を楽しむためには、樹木の名前はもちろんのこと、私たちの暮らしにどう利用されてきたか、あるいは森の中で危険なクマやスズメバチ、ツタウルシなどの動植物や、昔から利用してきた山菜、きのこなど、憶えなければならない基礎知識が山ほどある。その基本を森の案内人とともにクリプトンの森を散策しながら学んだ。  
  • オニグルミ・・・栄養価が高く、クリとともに縄文時代から食べられてきた木の実の代表。人だけでなく、丈夫な歯をもつニホンリスやアカネズミも大好き。さらに噛む力が強力なクマも硬いオニグルミの実をバリバリと噛み砕く音を立てながら食べる。
  • ノシメトンボ・・・クリプトンの森では、最も個体数が多いトンボ。
  • ヤマユリ・・・大型のユリで、白花に黄色いスジと赤い斑点が入り、芳香を放つ。鱗茎は、縄文時代に既に食用にされていたという。10~11月、鱗茎を掘り、鱗片をはがしてよく洗う。にんじん、ゴボウ、玉ネギなどとかき揚げにする。他に茹でて酢味噌和え、甘露煮、茶わん蒸しなど。