- 昆虫生態学の小島渉山口大理学部講師の研究によると、カブトムシは昼間も活動できるのに、オオスズメバチの強さに手も足も出ないから、仕方なく落ち葉の下で休み、夜に活動する夜行性を強いられているという。逆にオオスズメバチからの攻撃を受けなければ、昼間でも活動することを立証している。
- 「カブトムシは夜行性ではない」との説を確認する絶好の機会が訪れた。2026年の夏・・・何故かオオスズメバチの姿がほとんど見当たらない。日中、スズメバチがほぼ皆無状態となった7月28~29日、ミズナラの樹液場を調査してみた。 (YouTube動画①「カブトムシの楽園」)
- 早朝は夜行性のミヤマクワガタも見られたが、日中になると姿を消した。クワガタは、やはり夜行性であった。ところが、カブトムシは、夜行性と言われるミヤマカミキリと共に、ミズナラの上空を飛び交い、どんどん樹液場に集まってきた。
- 樹液場は、昼行性のスズメバチ類は皆無だが、ルリタテハやヤマキマダラヒカゲ、カナブン、ムネアカオオアリ、ハエなどに加えて、群がるカブトムシとミヤマカミキリで満杯状態になった。定員オーバー状態になると、美味しい樹液の場所を巡って争いが絶えない。見ていると最強は、やはり♂のカブトムシであった。
- 勝ち残ったカブトムシたちのバトルも凄まじい。投げ飛ばされたカブトムシが、地面にボトボトと音を立てながら落ちてきた。やがて交尾中のカップルがあちこちに見られた。夜ではなく日中でも、ミズナラの森は、まるで「カブトムシの楽園」と化していた。秋田の森でも、カブトムシがスズメバチから攻撃を受けなければ、昼間でも活動する説は正しいことが立証された。
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